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EV充電・電費データ

EV充電の料金表(ENEOS Charge Plus の円/分と基本料)、公共充電インフラの基数と目標、メーカー公表の総電力量・一充電走行距離・急速充電時間、モード別交流電力量消費率、実電費ランキングを、出典つきで1ページに集約しました。

公開日:2026-10-05 最終更新:2026-10-05 監修:エネルギー計算ツール編集部
データ版
2026年10月時点
有効期間
2025-07-01 〜 現在

ENEOS Charge Plus のご利用料金(税込み・2025年7月1日時点)

課金対象シンプルプランプレミアムプラン
急速充電(自社充電器) 46.2円/分 22.0円/分
普通充電 3kW(自社充電器) 3.3円/分 3.3円/分
普通充電 6kW(自社充電器) 6.6円/分 3.3円/分
月額基本料 0円 2,200円/月(初月0円)
会員サービス手数料 1,386円/年(年に1回も利用がない場合) 0円
提携 エコQ電 急速充電 49.5円/分 49.5円/分(両プラン共通)
提携 EV充電エネチェンジ 普通3kW 3.85円/分 3.85円/分(両プラン共通)
提携 EV充電エネチェンジ 普通6kW 7.7円/分 7.7円/分(両プラン共通)

円/分課金を実質円/kWhに換算した表(料金 × 60 ÷ 平均受電功率)

充電中の平均受電功率46.2円/分(急速・シンプル)22.0円/分(急速・プレミアム)
3kW 924.00円/kWh 440.00円/kWh
6kW 462.00円/kWh 220.00円/kWh
50kW 55.44円/kWh 26.40円/kWh
90kW 30.80円/kWh 14.67円/kWh
112.05kW(SUBARU公表から逆算) 24.74円/kWh 11.78円/kWh
150kW 18.48円/kWh 8.80円/kWh

公共充電インフラの状況と国の目標(経済産業省)

項目数値公表の注記
2024年度末に整備されている充電器 約6.8万口(急速約1.2万口・普通約5.6万口) 1.2+5.6=6.8万口。2025年5月末時点でゼンリン・充電事業者のデータを基に経産省が推計し、見直しで変動する可能性がある
2023年度末から2024年度末の増加 約2.8万口 同上の推計値
2030年の整備目標 30万口(公共用の急速充電器3万口を含む) 2023年10月策定の指針で、目標はこれまでの倍の30万口となった
急速充電の高出力化 90kW以上へ進展 高速道路では90kW・150kWを設置し、充電時間を短縮すると書かれている
電力量(kWh)課金 2025年度からのサービスの実現を目指し 現状の一般向け急速充電は円/分課金が中心。ユーザー・事業者双方にとって持続的な料金制度を実現とする
予算措置 計460億円(R6補正360億円+R7当初100億円) V2H・充てんインフラを含む

メーカー公表の総電力量・一充電走行距離・急速充電時間

車種総電力量一充電走行距離(WLTC)公式の急速充電時間
SUBARU ソルテラ ET-SS FWD 74.7kWh 746km 約28分(満充電量の10%から80%まで)
SUBARU ソルテラ ET-SS AWD 74.7kWh 687km 約28分(満充電量の10%から80%まで)
SUBARU ソルテラ ET-HS AWD 74.7kWh 687km 約28分(満充電量の10%から80%まで)
トヨタ bZ4X(Z・FWD) ページに表記なし 満充電で最大746km 約28分で80%まで
BYD SEAL 82.56kWh 640km kW単位の表記なし
BYD SEAL AWD 82.56kWh 575km kW単位の表記なし

公表値同士の関係(距離÷容量の電費と、消費率から逆算した距離)

車種距離÷容量の電費換算したWh/kmモード別消費率から逆算した走行可能距離
ソルテラ ET-SS FWD 9.99km/kWh 100.1Wh/km モード別消費率の単独公表なし
ソルテラ AWD 9.20km/kWh 108.7Wh/km モード別消費率の単独公表なし
BYD SEAL 7.75km/kWh 129.0Wh/km 557.8km(WLTC 148Wh/kmから。公表640kmと82.2km差)
BYD SEAL AWD 6.96km/kWh 143.6Wh/km 500.4km(WLTC 165Wh/kmから。公表575kmと74.6km差)

BYD SEAL の交流電力量消費率(モード別・TÜV Rheinland Luxemburg 計測のWLTC値)

試験モードSEALSEAL AWD
WLTCモード 148Wh/km(6.76km/kWh) 165Wh/km(6.06km/kWh)
市街地モード(WLTC-L) 136Wh/km(7.35km/kWh) 159Wh/km(6.29km/kWh)
郊外モード(WLTC-M) 138Wh/km(7.25km/kWh) 152Wh/km(6.58km/kWh)
高速道路モード(WLTC-H) 155Wh/km(6.45km/kWh) 168Wh/km(5.95km/kWh)

e-燃費の実電費ランキング(直近90日の投稿データ集計)

車種実電費(km/kWh)換算したWh/km100kmあたりの電気代(31円/kWh)
BYD ラッコ 10.35 96.6 299.5円
ホンダ N-ONE(EV) 9.72 102.9 318.9円
日産 サクラ 7.42 134.8 417.8円
トヨタ bZ4X 7.18 139.3 431.8円
BMW i4 5.23 191.2 592.7円
日産 リーフ 4.85 206.2 639.2円

自宅充電の条件(スズキ EV Portal の公表)

項目数値公表の注記
40kWhのEVを満充電したときの電気代 1,240円 40kWh × 31円/kWh = 1,240円。31円/kWhは全国家庭電気製品公正取引協議会の新電気料金目安単価(2022年7月改定)
就寝中の充電で入る電力量 24kWh 「毎日の走行距離が100km未満であれば、就寝中などに充電しておくことで、その日使った分の電気は充電できます」の注に「3kWでの充電を8時間行なった場合を想定」
自宅の充電設備 普通充電 3〜6kW/V2H 6kW 自宅での充電は普通充電とV2Hの2種類。V2Hでは6kWの充電ができる
公共の充電設備の基数(2026年) 約4万1千基 スズキが「2026年には全国で約4万1千基の充電設備があります」と掲載し、注で経産省の同ページを参照元としている。基数の確定値は上の経産省の表に置いている

このページに並べた口径

EV の充電と電費まわりの数字は、出典ごとに単位が違うため、1ページに集約しないと突き合わせができません。このページには次の4種類の口径を、出典 ID つきで並べています。

  1. 公共充電の料金(円/分・月額基本料)= ENEOS Charge Plus の公表料金表
  2. 公共インフラの基数と目標(万口・kW・kWh課金の時期)= 経済産業省
  3. 車の公表諸元(総電力量・一充電走行距離・充電時間)= SUBARU/トヨタ/BYD/スズキ
  4. 電費の2系統(メーカー公表の試験値と、e-燃費の実走集計)= 上記+株式会社IID

同じ車の数字でも口径が違う行は混ぜていません。計算に使う場合は、下の各節でリンクを置いた充電料金・充電時間・電費の計算機の側に入力値としてそのまま反映しています。

料金表の読み方:円/分は功率で実質単価が変わる

ENEOS Charge Plus の自社急速充電は シンプル 46.2円/分・プレミアム 22.0円/分(基本料 2,200円/月)です。時間課金なので、支払う金額は入れた電力量ではなく接続時間に比例します。同じ料金表でも、車がどれだけ受けられるかで実質の円/kWh が変わる。上の換算表はそこを出したもので、自宅の31円/kWhと交差するのは平均約90kWの地点です。

普通充電の 3.3円/分は数字だけ見ると安く見えますが、3kWなら 3.3 × 60 ÷ 3 = 実質924円/kWh。自宅充電の30倍近くになります。料金の安さは 円/分 の数字ではなく、実質円/kWhで比較してください。計算はEV充電料金計算でできます。

公表充電時間は「10%から80%」の区間値

SUBARU とトヨタは急速充電時間を区間つきで公表しています。条件を並べると次のとおりです。

メーカー公表値条件(注記の逐字)
SUBARU ソルテラ約28分(満充電量の10%から80%まで)駆動用電池温度が約25度のときに150kW出力の急速充電器を使用した場合。充電器の仕様、周辺の環境温度、バッテリーの残量によって充電時間や充電可能容量が異なる場合が有る
トヨタ bZ4X約28分で80%まで常温時に150kW(350A)出力の急速充電器(スタンド)で、駆動用電池容量表示約10%から約80%までのおおよその時間。複数台同時充電する場合など出力抑制され長くなる場合がある

74.7kWh の 10%→80% は 52.29kWh。28分で割ると平均受電功率は 112.05kW(定格150kWの74.7%) です。公式値そのものが「終盤に届く前から出力が落ちる」ことを示しているので、定格で割った時間(20.9分)との差 7.1分がそのまま落ち幅になります。区間を自分が入れられるのがEV充電時間計算です。

電費は「試験値」と「実電費」を同じ表に並べない

メーカー公表の交流電力量消費率は Wh/km、e-燃費の実電費は km/kWh で、しかも片方は試験条件、もう片方は実走集計です。このページは2系統を別テーブルに分けて置き、換算列(Wh/km ⇄ km/kWh ⇄ 円/100km)で同じ土俵に乗せられるようにしています。

bZ4X の実電費 7.18km/kWh = 139.3Wh/km = 431.8円/100km(31円/kWh)で、ソルテラの公表口径 100.1Wh/km = 310.4円/100km と比べると +121.3円。単位と口径の式はEV電費 とはに、その場での計算はEV電費計算に置いてあります。

公表値どうしが一致しないケース(BYD SEAL)

BYD SEAL は同じ公式ページに 総電力量 82.56kWh・一充電走行距離 640km・WLTCモード 交流電力量消費率 148Wh/km を載せています。ところが消費率から逆算すると 82.56 × 1,000 ÷ 148 = 557.8km で、公表航続距離と 82.2km 差が出ます(AWD も 500.4km 対 575km で 74.6km 差)。

メーカーはこの差の説明を公表していないので、当ページも理由を書きません。事実は「2つの公表値から別の距離が出る」ことまでで、計算機でもどちらの口径を使ったかを画面に出す運用にしています。

インフラ側の数字は経産省を確定値に置く

スズキは「2026年には全国で約4万1千基の充電設備があります」と掲載し、注で経産省の同テーマのページを参照元に挙げています。基数の確定値は経産省側(Grade A)に置き、この 4万1千基は引用元つきの補足として併記しています。kWh課金についても「2025年度からのサービスの実現を目指し」という経産省の表現をそのまま載せています。

出典・データソース

  1. [meti-charging-infra] 経済産業省 製造産業局 自動車課

    充電インフラ整備促進に関する取組

    経済産業省の公表では、2024年度末時点の公共充電器は約6.8万口(急速約1.2万口・普通約5.6万口)で、2030年に30万口(公共用の急速充電器3万口を含む)が国の目標です。急速充電は90kW以上への高出力化が進み、高速道路では90kW・150kWの設置が進められています

    アクセス日:2026-10-05

    A
  2. [eneos-chargeplus-price] ENEOS(ENEOS Charge Plus)

    ご利用料金|ENEOS Charge Plus(ENEOSチャージプラス)

    ENEOS Charge Plus の急速充電は、シンプルプラン 46.2円/分・プレミアムプラン 22.0円/分(基本料金 2,200円/月)の時間課金です(2025年7月1日時点・税込み)。円/分の料金は充電中の平均受電功率で実質の円/kWh が変わるため、当サイトの計算機は出力(kW)を入力にしています

    アクセス日:2026-10-05

    B
  3. [suzuki-ev-portal-charge] スズキ(SUZUKI EV Portal)

    EVの充電 - EV充電の方法・時間・料金を解説|SUZUKI EV Portal

    スズキの公式解説は、バッテリー容量 40kWh の EV を満充電にする自宅充電の電気代を「40kWh × 31円/kWh = 1,240円」と試算し、就寝中に 3kW で 8時間充電すれば 24kWh 分に相当すると説明しています。自宅設備は普通充電 3〜6kW、V2H は 6kW です

    アクセス日:2026-10-05

    B
  4. [subaru-solterra-spec] スバル(SUBARU 公式サイト)

    ソルテラ(SOLARRA)|航続距離と充電・一充電走行距離

    スバル ソルテラ(ET-SS FWD)は、バッテリー容量 74.7kWh・WLTCモードの一充電走行距離 746km で、公式の充電時間は満充電量の10%から80%までが約28分(150kWの急速充電器・電池温度約25度)です。10→80% を 28分で割ると平均の受電功率は約112kW で、名目の 150kW より低くなります

    アクセス日:2026-10-05

    B
  5. [toyota-bz4x-ev] トヨタ自動車(公式サイト)

    トヨタ bZ4X|航続距離と急速充電

    トヨタ bZ4X(Z・FWD)は公式で「満充電で最大746km」「約28分で80%まで充電できる急速充電」と公表し、条件を「常温時に150kW(350A)出力の急速充電器で、電池容量表示約10%から約80%まで」と注記しています。同じページで電費は「交流電力量消費率」という名称で扱われています

    アクセス日:2026-10-05

    B
  6. [byd-seal-spec] BYD 自動車日本公式

    BYD SEAL|主要諸元(一充電走行距離・交流電力量消費率・総電力量)

    BYD SEAL の公式諸元は、総電力量 82.56kWh・一充電走行距離 640km(WLTCモード)で、交流電力量消費率は WLTCモード 148Wh/km、市街地 136・郊外 138・高速道路 155Wh/km とモード別に公表されています。高速道路モードが最も悪いのが公式値で確認できます

    アクセス日:2026-10-05

    B
  7. [enenpi-ev-denpi] e-燃費(株式会社IID)

    EV 電費ランキング(実電費)

    e-燃費は販売中モデルの「実電費」を直近90日のユーザー投稿で集計しています(BYD ラッコ 10.35km/kWh、日産 サクラ 7.42、トヨタ bZ4X 7.18、日産 リーフ 4.85 など)。試験値(WLTC)の実走版として、メーカー公表値と並べて見るためのデータです

    アクセス日:2026-10-05

    C

このデータを使う計算ツール

よくある質問

Q. 公共の急速充電はいくらですか
A. ENEOS Charge Plus の自社急速充電は、シンプルプラン 46.2円/分(基本料 0円)、プレミアムプラン 22.0円/分(基本料 2,200円/月)の時間課金です(2025年7月1日時点・税込み)。提携のエコQ電 急速は 49.5円/分、普通充電 3kW は 3.85円/分です。時間課金なので、実質の円/kWh は充電中の平均受電功率で決まります
Q. 全国の急速充電器は何口ありますか
A. 経済産業省の公表では、2024年度末時点で整備されている充電器は約6.8万口(急速約1.2万口・普通約5.6万口)です。2030年までに30万口(公共用の急速充電器3万口を含む)が国の目標で、急速充電は90kW以上への高出力化、高速道路では90kW・150kWの設置が進められています。同省は数値を「2025年5月末時点でゼンリン、充電事業者のデータを基に推計したもの」と説明しています
Q. 満充電までの時間は公表されていますか
A. 区間つきで公表しているメーカーがあります。SUBARU ソルテラは「約28分(満充電量の10%から80%まで)」を条件「駆動用電池温度が約25度のときに150kW出力の急速充電器を使用した場合」とともに掲載し、トヨタ bZ4X も「約28分で80%まで充電できる急速充電」を「常温時に150kW(350A)出力の急速充電器で、約10%から約80%までのおおよその時間」として出しています。満充電までの時間ではありません
Q. 車の電費はどのデータを見ればいいですか
A. 使い分けが必要です。メーカー公表は WLTC モードの試験値(ソルテラ FWD は 74.7kWh・746km から 9.99km/kWh)、e-燃費のランキングは直近90日の実走投稿の集計(bZ4X 7.18km/kWh、リーフ 4.85km/kWh)で、同じ車でも別の数字になります。このページは両方を同じ表に並べ、どちらの口径かを明示しています
Q. 自宅充電と公共充電、どちらが安いですか
A. 平均受電功率で決まります。46.2円/分は150kWなら実質18.48円/kWh、90kWなら30.80円/kWh、50kWなら55.44円/kWh。自宅の31円/kWhと交差するのは平均約90kWの地点です。低速の普通充電は 3.3円/分でも3kWなら実質924円/kWhになるので、数字の安さだけで判断できません