太陽光でEV充電シミュレーション
太陽光余剰電力でEVを充電する際の自家消費量・買電量・売電量をシミュレーション。
計算ツール
太陽光の余った電気で、EV はどこまで走れるか
太陽光で EV を充電する話は、「昼に余った電気をそのまま充電に回せるか」で決まります。 余剰は季節で動くので、この画面は 12か月ぶん分けて出し、足りない月を消しません。 充電に回した電気は売れなくなるので、失う売電収入をコストに数えた金額と、 数えない簡易な目安をならべて出します。
気象庁 2025年の月別日射量(1日あたり)を持つ3地点です
システム容量です。初期値は EV 充電の表が月別に見えるよう 3kW にしています
EV 以外の家庭で使う電気です。検針票の 1 か月の使用量 ÷ 30 で入れて構いません。使用量は毎月同じ前提で計算しています
発電時間に使い切れる量です。ここが少ないほど余剰が出て、EV に回せる電気が増えます。初期値は例です
0 のままなら損失なしの理論値です
通勤だけで見ると 1,000km/月 は多い側です。自分の走行記録から入れてください
電費はメーカー公表の一充電走行距離 ÷ 総電力量 で割ったカタログ側(WLTC)です。実走はエアコン・道路状況でこれより悪くなるので、自分の走行記録から出した値を入れてください
プラグ側で入れた電気が、バッテリー側に何割残るかです。充電損失の目安は EV充電ロス計算 に載せています
EV に回すと売れなくなる電気です。初期値 8.3円は住宅用太陽光(10kW未満・2026年度)の後半単価。FIT期間中で売るなら 24円に書き直してください
余剰で足りずに買った充電電気の単価です。再エネ賦課金込みで入れてください
同じ電気を買ったとしたときの排出量です。係数は公表元で 4 通りあるので、太陽光CO2削減量計算 で並べ比べられます
充電の電気代が年間いくら減るか(3.0kW・東京・1,000km/月・失う売電収入を数えたあと)
29,762円
太陽光が無い前提だと年間 41,854円 かかっていた充電の電気代が、余剰で充電すると 12,092円。失う売電収入 10,882円 を数えない簡易な目安だと 40,644円 減ったように見えます
同じ入力のまま、三口径ならべ
| 口径 | 年間の充電電気代 | 全部買うとの差 | 当ページとの差 |
|---|---|---|---|
| 太陽光なし(全部買う) | 41,854円 | 0円 | 29,762円 |
| 当ページの計算(余剰で充電・機会費用込み) | 12,092円 | -29,762円 | 0円 |
| 簡易な目安(余剰をただと置く) | 1,210円 | -40,644円 | -10,882円 |
簡易な目安が示す削減額 40,644円 のうち、10,882円 は「売れたはずの電気」を捨てた分です。当式では削減額 29,762円 が実際に残る分になります
- 年間の発電量
- 4,346.8kWh
- 昼に余った電気(余剰電力)
- 2,886.8kWh
- 充電に必要な電気(プラグ側)
- 1,350.1kWh
- バッテリー側に入る電気
- 1,201.6kWh
- 余剰で賄えた分
- 1,311.1kWh
- 足りずに買った分
- 39.0kWh
- EVに回したあとの売電
- 1,575.6kWh
- 家庭(EV以外)が買う電気
- 2,861.6kWh
- 充電を余剰で賄えた割合
- 97.1%
- 太陽光だけで走れる距離の割合
- 97.1%
- 1km あたりの充電電気代
- 1.01円/km
- 同じ電気を買ったとした CO2
- 554.6kg-CO2
足りない月と、損益分岐
余剰だけで充電を賄えた月は 10 か月、余剰が1kWhも回らなかった月は 0 か月です。月別の内訳は下の表に出しています
EV に回す電気が 31.0円/kWh 以上で売れるなら、充電に回すのは損になります。今の売る単価 8.3円/kWh・買う単価 31.0円/kWh だと、充電の電気代は全部買うより 29,762円 安くなります
余剰電力は「昼に直接使用で足りずに使い切れなかった電気」です。EV に回すと、そのぶんは売れなくなります。だから当ページでは、充電に回した電気をタダとは数えず、売れたはずの収入をコストに足しています
月別の内訳(余剰と充電量)
| 月 | 余った電気 | 充電に必要な電気 | 余剰で賄えた | 足りずに買った | 太陽光だけで走れる |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 149.8kWh | 112.5kWh | 112.5kWh | 0.0kWh | 1,000km |
| 2月 | 228.7kWh | 112.5kWh | 112.5kWh | 0.0kWh | 1,000km |
| 3月 | 222.2kWh | 112.5kWh | 112.5kWh | 0.0kWh | 1,000km |
| 4月 | 302.5kWh | 112.5kWh | 112.5kWh | 0.0kWh | 1,000km |
| 5月 | 286.8kWh | 112.5kWh | 112.5kWh | 0.0kWh | 1,000km |
| 6月 | 350.0kWh | 112.5kWh | 112.5kWh | 0.0kWh | 1,000km |
| 7月 | 434.0kWh | 112.5kWh | 112.5kWh | 0.0kWh | 1,000km |
| 8月 | 366.8kWh | 112.5kWh | 112.5kWh | 0.0kWh | 1,000km |
| 9月 | 240.0kWh | 112.5kWh | 112.5kWh | 0.0kWh | 1,000km |
| 10月 | 90.4kWh | 112.5kWh | 90.4kWh | 22.1kWh | 804km |
| 11月 | 120.0kWh | 112.5kWh | 112.5kWh | 0.0kWh | 1,000km |
| 12月 | 95.6kWh | 112.5kWh | 95.6kWh | 16.9kWh | 850km |
各月の日数(1月→12月)は 31・28・31・30・31・30・31・31・30・31・30・31 日。余剰はその月に使い切れなかった分だけを受け皿に数えています
計算に使う値
- 地域 東京
- 太陽光の容量 3.0kW
- 1日の使用電力量 11.84kWh
- 昼に直接使う電気 4.0kWh/日(初期値は例です)
- 走る距離 1,000km/月・電費 9.99km/kWh・充電効率 89%
- 売電 8.3円/kWh/買う 31.0円/kWh・CO2係数 0.423kg-CO2/kWh
計算式
変数の意味
| 記号 | 意味 | 単位 |
|---|---|---|
| P | 太陽光パネルの定格容量(システム容量) | kW |
| K | 1か月に走る距離 | km/月 |
| f | 電費。1kWhで走れる距離(カタログのWLTC一充電走行距離÷総電力量が目安) | km/kWh |
| η | 充電効率(コンセントからバッテリーへ入る割合) | % |
| s | 売電単価。EVに回すと失う収入 | 円/kWh |
| u | 買う電気の単価 | 円/kWh |
| E | その月に使い切れずに余った電気 | kWh |
費用の目安
| 区分 | 金額 | 想定条件 |
|---|---|---|
| 低め | 13,339 円/年 | 太陽光2kW(東京)に月500kmしか走らないEV(電費9.99km/kWh・充電効率89%)。プラグ側で年675.06kWh必要で、そのうち587.63kWhが余剰、87.43kWhは買電。全部買うと20,927円のところが7,588円になり、年13,339円減ります |
| 標準 | 29,762 円/年 | 太陽光3kW(東京・1日11.84kWhを使い昼に直接4kWh)に月1,000km(電費9.99km/kWh・充電効率89%・売電8.3円・買う31円)。プラグ側1,350.12kWhのうち1,311.10kWhが余剰で、年29,762円減ります |
| 高め | 45,972 円/年 | 太陽光5kW(東京)に月1,500km(同じ電費・効率・単価)。プラグ側2,025.18kWhが12か月すべて余剰で賄えて買電ゼロ、全部買うと62,781円のところ16,809円。年45,972円減ります |
金額が変動する要因
- 太陽光の容量
- パネルを増やすと削減額は伸びますが、充電量が余剰に覆われると頭打ちになります。東京・月1,000kmで、2kWなら年23,477円(買電315.88kWh・1kmあたり1.53円)、3kWで29,762円、5kWで30,648円、7kWでも30,648円です。5kW以上は12か月すべて充電が余剰だけで賄える代わりに、失う売電収入が年11,206円ぶんへ膨らみます
- 1か月あたりの走行距離
- 走るほど充電電気代が減るので金額は増えますが、余剰が尽きて買うぶんも増えます。東京3kWで、月500kmなら年15,324円(12か月すべて余剰で賄える)、1,000kmで29,762円(買電39.02kWh・賄えた月10か月)、1,500kmで40,995円(買電219.23kWh・8か月)、2,000kmで51,146円(買電447.10kWh・7か月)です
- 電費
- 電費が悪いほどプラグ側の電気が増えて、削減額の金額も1kmあたりの単価も上がります。東京3kW・月1,000kmで、6km/kWhなら年44,355円(2.11円/km)、8km/kWhで35,640円(1.38円/km)、9.99km/kWhで29,762円(1.01円/km)、12km/kWhで25,433円(0.78円/km)。実走の電費はカタログ値より悪いので、自分の記録で入れてください
- 充電効率(コンセントからバッテリーへ)
- 効率90%でも1割はプラグ側で余分に必要です。東京3kW・月1,000kmで、効率80%ならプラグ側1,502.01kWhで年32,518円の削減(1.17円/km)、89%で1,350.12kWh・29,762円(1.01円/km)、95%で1,264.85kWh・28,149円(0.92円/km)。バッテリーに入る電気はどの効率でも1,201.61kWh同じです
- 売電単価(余剰をEVに回す機会費用)
- EVへ回した電気は売れなくなるので、売電単価が上がるほど削減額は減ります。東京3kW・月1,000km・買う31円で、売電8.3円なら年29,762円、15円で20,978円、24円で9,178円、31円でゼロ。簡易式が同じ入力で見せる40,644円は動きません。売電35円で見る高圧FITでは年5,244円のマイナスになります
- 買う単価
- 買う単価は削減額と分岐の両方を動かします。東京3kW・月1,000km・売電8.3円で、買う単価24円なら年20,584円(分岐は売電24円)、31円で29,762円(分岐31円)、40.49円で42,204円(分岐40.49円)。買う単価が売電単価より高い限り、EVの充電に余剰を使うのは得です
- 昼に直接使う電気量
- 家庭で昼に使い切る電気が増えるほど、EVへ回せる余剰は減ります。東京3kW・月1,000kmで、昼の直接使用2kWh/日なら年30,648円(買電ゼロ・12か月)、4kWh/日で29,762円(買電39.02kWh)、6kWh/日で25,195円(買電240.21kWh・賄えた月8か月)です
余った電気はただの電気ではない
太陽光でEVを充電する話は、たいてい「昼に余った電気だからタダ」で終わります。でもその電気は、EVに回さなければ売れる電気です。だから減るのは充電を全部買ったとしたときの電気代から、失う売電収入を引いた分だけになります。
このページの式は1本で、
削減額 = 余剰で賄えた分 ×(買う単価 − 売電単価)
余剰をEVに回す価値は「買うのをやめられた電気代 − 売れなくなる収入」なので、買う単価と売電単価の差だけが削減額になります。
月ごとに「その月に本当に余ったか」を見てから賄えた分を決めるので、夏に余った分で冬の充電を賄うことは出来ません。
三口径で電気代が並ぶ
同じ入力のまま、画面いちばん上の表は3つの置き方を並べます。
| 置き方 | 充電電気代(年) | 削減額(年) | 1kmあたり |
|---|---|---|---|
| 充電を全部買う | 41,854円 | - | 3.49円/km |
| 当ページ(月別の余剰+機会費用) | 12,092円 | 29,762円 | 1.01円/km |
| 簡易式(余剰はただの電気) | 1,210円 | 40,644円 | 0.10円/km |
いちばん下の1,210円は「足りずに買った39.02kWhぶんだけ」を電気代として数えた額で、1,311.10kWhの余剰をゼロ円にしています。その電気を売っていたら入った10,882円がこの表では消えていて、簡易式が見せる削減額40,644円は、まるまる失う売電収入と重なっています。
足りる月と足りない月
年間合計で見ると、初期値の家は余剰2,886.75kWhに対してプラグ側1,350.12kWhなので「余裕で足りる」ことになります。月別にするとそうなりません。
| 月 | 余った電気 | 充電に必要な電気 | 余剰で賄えた | 足りずに買った | 太陽光だけで走れる |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 149.83kWh | 112.51kWh | 112.51kWh | 0kWh | 1,000km |
| 7月 | 434.00kWh | 112.51kWh | 112.51kWh | 0kWh | 1,000km |
| 10月 | 90.42kWh | 112.51kWh | 90.42kWh | 22.09kWh | 803.63km |
| 12月 | 95.58kWh | 112.51kWh | 95.58kWh | 16.93kWh | 849.55km |
7月には充電量の4倍近く余って、10月と12月は足りません。充電を余剰だけで賄えたのは10か月で、走る距離に直すと年12,000kmのうち11,653kmが太陽光ぶん、残り347kmは買った電気です。
損益分岐は買う単価に引かれる
EVに回す電気は売れる電気なので、売電単価が買う単価と同じまで上がると、充電に回す意味がなくなります。
分岐する売電単価 = 買う単価
買う単価31円の契約なら、売電が31円/kWhを超えた瞬間にEV充電は損です。初期値の卒FIT後(8.3円)なら削減額は年29,762円、FIT期間中の24円で売れていれば年9,178円まで薄くなります。高圧の契約で35円で売れる電気なら年5,244円のマイナス、つまり「走るために電気を買って、発電した電気を売る」方がマシになります。
距離とCO2で読むときの注意
走行距離の割合いで出す「太陽光だけで走れる割合」は、充電効率を掛けた後の電気で距離を戻しています。初期値だと年12,000kmのうち11,653kmです。
CO2の欄は「EVに回した電気を同じだけ買うとしたら」という置き方で、余剰のうちEVに回らず売電へ行ったぶんの排出は引いていません。電力の排出係数自体も公表元で値が割れるので、係数を並べて比べる場合は太陽光CO2削減量計算を使ってください。
同じ家の中で口径を混ぜない
EVに余剰を回すと、家庭側と蓄電池側の余剰が同時に減ります。家の電気代側を見るページと距離を揃えるために、次のページと同じ月別の式を共有しています。
- 太陽光と蓄電池の併用シミュレーション:同じ家で蓄電池を足すと増える額を、月別の器と夜の使い切りで出す
- 太陽光・蓄電池・EVを併用すると何が得か:昼の電気を家庭・蓄電池・EVのどこに流すかを分けて書く
充電そのものの損を知りたければEV充電電気代計算、プラグ側で失われる電気はEV充電ロス計算、電費の選び方はEV電費計算にあります。ガソリン車との燃料費比べはEVとガソリン車のコスト比較計算を使ってください。
日本での計算例
東京
太陽光3kWの家で月1,000km走るEVを夜中心に充電する(電費9.99km/kWh・充電効率89%)
- 太陽光パネル容量
- 3kW
- 1日の使用電力量
- 11.84kWh
- 昼に直接使う電気
- 4kWh/日
- 月あたり走行距離
- 1,000km
- 電費
- 9.99km/kWh
- 充電効率
- 89%
- 売電単価
- 8.3円/kWh
- 買う単価
- 31円/kWh
- 年間発電量
- 4,346.75kWh
- 年間の余剰電力
- 2,886.75kWh
- プラグ側の充電量
- 1,350.12kWh
- 余剰で賄えた分
- 1,311.10kWh
- 足りずに買った分
- 39.02kWh
- 充電電気代・全部買う
- 41,854円/年
- 充電電気代・当計算
- 12,092円/年
- 削減額
- 29,762円/年
- 1kmあたり
- 1.01円/km
- 太陽光だけで走れる距離
- 11,653km/年
- EVに回したあとの売電
- 1,575.65kWh
※ 充電を余剰だけで賄えたのは10か月。10月と12月は余剰がプラグ側に足りず、合わせて39.02kWhを買っています。1kmあたりの電気代は1.01円なので、ガソリン代の目安と比べるページで同じ距離の燃料費を確認してください
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
東京
パネルを5kWにして月1,500km走るEVにすると、12か月すべて余剰で賄える
- 太陽光パネル容量
- 5kW
- 月あたり走行距離
- 1,500km
- 電費
- 9.99km/kWh
- 充電効率
- 89%
- 売電単価
- 8.3円/kWh
- 買う単価
- 31円/kWh
- 年間の余剰電力
- 5,784.58kWh
- プラグ側の充電量
- 2,025.18kWh
- 余剰で賄えた分
- 2,025.18kWh
- 足りずに買った分
- 0kWh
- 充電電気代・全部買う
- 62,781円/年
- 充電電気代・当計算
- 16,809円/年
- 削減額
- 45,972円/年
- 1kmあたり
- 0.93円/km
- 失う売電収入
- 16,809円/年
- EVに回したあとの売電
- 3,759.40kWh
※ 買電ゼロで12か月賄えますが、簡易式が見せる削減額(62,781円)と当計算(45,972円)の差は、EVに回して売れなくなった電気16,809円そのままです
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
東京
太陽光2kWでは冬に余剰が尽きる
- 太陽光パネル容量
- 2kW
- 月あたり走行距離
- 1,000km
- 電費
- 9.99km/kWh
- 充電効率
- 89%
- 売電単価
- 8.3円/kWh
- 買う単価
- 31円/kWh
- 年間の余剰電力
- 1,437.83kWh
- プラグ側の充電量
- 1,350.12kWh
- 余剰で賄えた分
- 1,034.24kWh
- 足りずに買った分
- 315.88kWh
- 削減額
- 23,477円/年
- 充電を余剰だけで賄えた月
- 7か月
- 1kmあたり
- 1.53円/km
- 太陽光だけで走れる距離の割合
- 76.60%
※ 年間でならすと余剰1,437.83kWhはプラグ側1,350.12kWhを上回りますが、月をまたげないので315.88kWhは買うことになります。年間合計だけの式はこの315.88kWhを消します
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
東京
FIT期間中で売電24円/kWhの余剰をEVに回す
- 太陽光パネル容量
- 3kW
- 月あたり走行距離
- 1,000km
- 電費
- 9.99km/kWh
- 充電効率
- 89%
- 売電単価
- 24円/kWh
- 買う単価
- 31円/kWh
- 削減額
- 9,178円/年
- 充電電気代・全部買う
- 41,854円/年
- 充電電気代・当計算
- 32,676円/年
- 失う売電収入
- 31,466円/年
- 簡易式の削減額
- 40,644円/年
- 簡易式との差
- 31,466円/年
- 1kmあたり
- 2.72円/km
- 分岐する売電単価
- 31円/kWh
※ 売る単価が24円あると、EVに回す電気の価値は充電の電気代より高くなります。簡易式の40,644円は同じままなので、FIT期間中は見かけの削減額の9割が実際には失う売電収入です
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
⚠ 注意事項
- この計算はEVの充電電気代だけを見ています。車体の価格・保険・車検・充電設備(200Vコンセントや専用充電器)の設置費、公共充電の利用は含みません
- 余剰電力は月ごとに使い切れなかった分だけを受け皿にしています。夏に余った電気を冬に充電で使えるわけではなく、使わなかった分は売電に回るという順で計算しています
- 電費はメーカー公表のWLTC一充電走行距離÷総電力量から9.99km/kWhを初期値にしています。実走はこれより悪くなるのが普通なので、自分の走行記録で書き直してください。実測値の一覧は[EV充電・電費データ](/data/ev-juden-denpi-data/)に置いてあります
- 充電効率はプラグ側で失われる電気を扱うための値です。公表されている一律の家庭用係数を確認できなかったため、初期値は89%の例を置いており、仕様や実測で読み替えてください
- CO2は「EVに回した電気を同じだけ買ったとしたら出る量」を出しています。売電に回ったぶんの排出は差し引いていないので、電力のCO2計算とは口径が違います
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
計算結果は入力された容量・日射量・走行距離・電費・充電効率・単価にもとづく概算です。実際の充電量は天候・遮蔽・モジュール温度・バッテリーの温度制御・急速充電の利用割合・実走の電費によって変わり、電気代は契約プランの時間帯別単価・燃料費調整額・再エネ賦課金によって変わります。
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よくある質問
- Q. 太陽光でEVを充電すると電気代はいくらになりますか
- A. 東京3kW・月1,000km・電費9.99km/kWh・充電効率89%の初期値なら、充電の電気代は年12,092円(1kmあたり1.01円)です。同じ電気を全部買えば年41,854円なので、年29,762円減ります。ただし余剰をEVに回すと売れなくなるので、失う売電収入10,882円ぶんを差し引いた金額です
- Q. 太陽光とEVはいっしょに持つと本当に得ですか
- A. 走る距離とパネルの容量で決まります。東京3kWで月500kmなら年15,324円、1,000kmで29,762円、2,000kmで51,146円の削減です。一方でパネルが2kWだと月1,000kmを賄えず、年間で余剰1,437.83kWhに対してプラグ側1,350.12kWh足りる計算でも、月をまたげないので315.88kWhを買電します。得かどうかは「余剰が月に足りない月がいくつあるか」で判断してください
- Q. EV充電の電気代が無料になるのは本当ですか
- A. なりません。余剰電力には売電単価という価値があるので、EVに回すとそのぶんを失います。初期値の家で失う売電収入は年10,882円、FIT期間中の売電24円なら年31,466円です。「余った電気だから無料」と置く簡易式は同じ入力で年40,644円の削減を見せますが、その全額が失う売電収入と重なります
- Q. V2Hとどっちが得ですか
- A. EVの電気を家庭へ出すときは充電(プラグ→バッテリー)と放電(バッテリー→家)の両方で変換の損失が重なるので、昼の余剰をそのままEVに走らせる方が電気は多く動きます。家へ出す側の金額は[V2H電気代削減額計算](/v2h/denkidai-sakugen/)で、蓄電池と並べて比べる話は[蓄電池とV2Hの違い](/guide/chikuden-v2h-no-chigai/)に書きました