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蓄電池の充電時間・使用可能時間 公表値

東京ガスが公表する容量別の充電時間(4.2kWh=約3時間など)と、オムロンが公表する合計約285Wでの使用可能時間を同じ表に並べました。公表値から逆算した使える割合の幅と、当サイトの式での照算値も出典つきで載せています。

公開日:2026-10-15 最終更新:2026-10-15 監修:エネルギー計算ツール編集部
データ版
2026年10月時点
有効期間
2026-10-15 〜 現在

容量別の充電時間の公表値(東京ガス・残量0%から100%)

蓄電容量掲載元の公表(0%から100%)入力電力1.5kWで照算電池側に蓄わる量
4.2kWh 約3時間 2時間48分 4.2kWh
9.8kWh 約6時間 6時間32分 9.8kWh
12kWh 約8時間 8時間0分 12kWh

合計約285Wで使える時間の公表値(オムロン・満充電)

定格容量掲載元の公表逆算した使える割合逆算の式
6.3kWh 約18時間 81.4% 18時間 × 0.285kW ÷ 6.3kWh
6.5kWh 約18時間 78.9% 18時間 × 0.285kW ÷ 6.5kWh
9.8kWh 約29時間 84.3% 29時間 × 0.285kW ÷ 9.8kWh
12.7kWh 約34時間 76.3% 34時間 × 0.285kW ÷ 12.7kWh
16.4kWh 約45時間 78.2% 45時間 × 0.285kW ÷ 16.4kWh

1時間あたりの充電量の公表目安(東京ガス)

区分1時間あたりの充電量9.8kWhを0%から満充電にする時間の目安
一般的な蓄電池 1.5kWh〜2.0kWh 6時間32分〜4時間54分
急速型の蓄電池 約4.0kWh 2時間27分

このページに並べた2つの口径

家庭用蓄電池の「時間」に関する数字は、充電と放電の2つで出典が別です。このページは日本で公表されている2種類の表を、同じ単位系で突き合わせられるように並べました。

  1. 充電時間:残量0%から100%までに何時間かかるか(東京ガスの公表目安と、入力の定義)
  2. 使用可能時間:満充電の状態から、合計約285Wの家電を何時間動かせるか(オムロンの公表例)

どちらも定格容量そのものでは計算できません。充電のほうは入力電力と充電効率、放電のほうは放電深度と変換効率を挟むため、このページでは公表値から逆算した割合も列に置いています。用語の定義は京セラが「蓄電池の容量には定格容量と実効容量の2つの種類があります。実効容量とは、実際に使用できる電気量を表しています」と整理しています。

充電時間:掲載元の目安は入力電力約1.5kWと整合する

東京ガスは充電時間の式を「蓄電容量÷入力電力=充電時間」と定義し、目安として 4.2kWh=約3時間・9.8kWh=約6時間・12kWh=約8時間を載せています。同じ表を入力電力1.5kWで照算すると 2時間48分・6時間32分・8時間0分 になり、掲載元の目安は入力1.5kW前提とほぼ一致します(9.8kWhだけ約6時間へ丸められています)。

同じページの1時間あたりの充電量の目安は 1.5kWh〜2.0kWh、急速型は約4.0kWh です。2.0kWや4.0kWで入る機種なら上の表の時間は短くなり、9.8kWhなら4時間54分・2時間27分まで縮みます。自分の機種で何時間になるかは蓄電池充電時間計算で、現在の残量と目標残量を入力して出せます。

使用可能時間:公表値を割り返すと使える割合は76.3%〜84.3%

オムロンは「食料を保存する 冷蔵庫 50〜100 W/情報源となる テレビ 100〜150 W/安全安心のための 照明 50〜100 W(一部屋分)/連絡手段となる スマートフォン 5 W」「上記の家電、合計約285Wの場合」と置いて、6.3kWh=約18時間・6.5kWh=約18時間・9.8kWh=約29時間・12.7kWh=約34時間・16.4kWh=約45時間を公表しています。

これを「使える割合」へ割り返すと上の表の右列になります。同じ約285Wでも76.3%〜84.3%と幅が出るのが、この表から読み取れる最重要の事実です。公表の使用可能時間は電池の定格容量に一律の係数を掛けた値ではなく、機種ごとの実効容量・変換ロス・電池保護の余裕を込みで決まっていることを意味します。

なお掲載元は「※蓄電池ユニットが初期状態、満充電の場合。各家電の消費電力量で異なるため、動作時間を保証するものではありません」と明記しています。この逆算は「その時間が本当なら定格の何%が使えたことになるか」を見るもので、製品仕様の代わりにはなりません。

自分の定格容量・放電深度・変換効率・使いたい合計Wで使える時間を出すのは蓄電池使用可能時間計算です。必要な電力量から逆に容量を選ぶ場合は蓄電池の必要容量計算を使ってください。

充電にかかった電気代の口径

充電の時間と電気代は、同じ電力量でもコンセント側(支払う量)と電池側(蓄わる量)が充電効率ぶんずれます。効率90%で電池に6.86kWhを蓄えるとコンセント側は7.62kWhで、その差は電気代として請求されます。実質の円/kWh(蓄えた1kWhあたり単価)を出すのが蓄電池充電電気代計算です。単価そのものの内訳は電気料金の内訳に置いてあります。

補助金でもらえる量は「実効容量」

時間ではなく金額の話では、家庭用蓄電池の補助金は実効容量1kWhあたりの基準額(令和7年度補正は3.45万円/kWh)で算定されます。「何時間使えるか」の公表値が機種差込みである一方、補助金の算定は初期実効容量という定義済みの量を見るので、この2つは別の数字です。基準額・補助率・上限額と公募状況は家庭用蓄電池の補助金の上限にまとめています。

停電対策としてどの程度の容量を確保すべきかの考え方(保冷の時間と稼働の時間を分けるなど)は停電時に備える電力の目安に書きました。

出典・データソース

  1. [tokyogas-chikuden-charging-time] 東京ガス株式会社(太陽光発電・蓄電池 お役立ち情報)

    蓄電池の充電方法とは?充電時間や仕組み、注意点について

    東京ガスは充電時間を「蓄電容量÷入力電力=充電時間」で求めると示し、容量別の目安として 4.2kWh=約3時間・9.8kWh=約6時間・12kWh=約8時間を挙げています。1時間あたりの充電量は1.5kWh〜2.0kWh程度、急速型なら約4.0kWh としていますが、残容量0%から100%までの時間の定義である点に注意してください

    アクセス日:2026-10-15

    B
  2. [omron-chikuden-output-hours] オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(蓄電まるわかりナビ・停電時に使用できる電化製品・時間の目安)

    災害に備えて知っておきたい太陽光発電のこと|創エネ・蓄エネ・省エネの機器・ソリューションならオムロン

    オムロンは停電時に使用できる電化製品・時間の目安として「冷蔵庫50〜100W・テレビ100〜150W・照明50〜100W(一部屋分)・スマートフォン5W、合計約285Wの場合」で 6.3kWh=約18時間・9.8kWh=約29時間・16.4kWh=約45時間などを挙げています。蓄電池ユニットが初期状態・満充電の場合で、動作時間を保証するものではないと注記されています

    アクセス日:2026-10-15

    B
  3. [kyocera-chikuden-yoryo-teigi] 京セラ株式会社(太陽光発電・蓄電池 サポート トピックス)

    家庭用蓄電池の容量の決め方は?目安や計算方法、選び方のポイント

    蓄電池の容量には「定格容量」(規定された条件で蓄えられる電気量)と「実効容量」(実際に使用できる電気量)の2種類があり、定格容量分をすべて使えるわけではありません。京セラは容量確認の実効容量基準を推奨しています。単位は kW が電力(1kW=1,000W)、kWh が電力量です

    アクセス日:2026-10-15

    B

このデータを使う計算ツール

よくある質問

Q. 蓄電池の充電時間は公表値と同じになりますか
A. 東京ガスは「蓄電容量÷入力電力=充電時間」と示し、4.2kWh=約3時間・9.8kWh=約6時間・12kWh=約8時間を目安として載せています。入力電力を1.5kWと仮定した照算値とほぼ対応していますが、充電効率が100%より低いと実際の所要時間は長くなります。
Q. 停電時に使える時間の公表値は機種で違うのですか
A. オムロンは合計約285Wの家電構成で 6.3kWh=約18時間から16.4kWh=約45時間までを公表していますが、各行から逆算した使える割合は76.3%〜84.3%と幅があります。同じ1kWhあたりで揃わないのは、機種ごとの実効容量と放電特性が公表時間へ織り込まれているためで、掲載元も「動作時間を保証するものではありません」と注記しています。