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蓄電池充電時間計算

必要充電量と充電電力・充電効率から蓄電池の充電時間を計算。

公開日:2026-10-15 最終更新:2026-10-15 監修:エネルギー計算ツール編集部

計算ツール

定格容量と現在の残量から、満充電まで何時間かかるかを出す

「蓄電池 充電時間」で調べると、容量を入力電力で割った目安だけが並んでいて、 何%から充電を始めるかは入れられません。この画面は現在の残量と目標残量を入力に取るので、 使い切ったあとだけではなく、日中に30%しか残っていない状態からの時間も出ます。 0%から100%までの時間も同じ結果欄に出るので、掲載元の目安表と突き合わせられます。

カタログ・仕様書の公称容量。4.2、9.8、12 のいずれかを入れると、下の目安表との突合が出ます

メーターやアプリに残っている%を入れます。目安表と比べるだけなら 0 にしてください

現在の残量より大きい値を入れてください。満充電までなら 100 です

東京ガス「1時間あたりの充電量は1.5kWh〜2.0kWh程度」。同社の目安表 4.2kWh=約3時間・12kWh=約8時間はこの 1.5kW で割った値と合う

蓄電池への入力電力です。急速型かどうかは機種で決まるので、手元の仕様の値を「その他」で入れてください

コンセントから入れた電気のうち電池にたまる割合。仕様に書かれていればその値、無ければ 100 で下限の時間が出ます

20%から90%まで充電にかかる時間

5時間4分

9.8kWh × (90% − 20%)÷ 100 = 6.86kWh を電池へ。充電効率 90% で割るとコンセント側 7.62kWh、これを 1.5kW で割って 5.08時間

電池側にたまる量
6.86kWh
コンセント側で必要な量
7.62kWh
充電で失われる量
0.76kWh
0%から100%なら
7時間15分

容量 9.8kWh の掲載元の目安との差

掲載元は 9.8kWh:約6時間。同じく効率を見ない前提で 1.5kW の入力電力で割ると 6時間32分 です

この入力電力での計算は 0%から100%で 7時間15分。効率を見る前の 6時間32分 との差は 0.73時間 で、この差が充電のロスぶんです。掲載元の目安 6.0時間 に対しては効率を見る前で 0.53時間 離れています

掲載元の目安は「蓄電容量を入力電力で割った約◯時間」という丸めた表記です。この列も同じ前提(充電効率を見ない 0%→100%)で割っているため、目安表と当サイトの計算がどのくらい離れているかを見るために使ってください

充電効率は、コンセントから入れた電気のうち実際に電池へたまる割合です。製品や気温で変わるため、この画面は一律の係数を置きません。仕様書に充電効率や往復効率が書かれていればその値を入れてください。書かれていないときは 100% として、損のない下限の時間を出しています

計算式

電池側に足りる電力量(kWh)= 定格容量(kWh) ×(目標残量 − 現在の残量)÷ 100 コンセント側の電力量(kWh)= 足りる電力量 ÷(充電効率 ÷ 100) 充電時間(h) = コンセント側の電力量 ÷ 充電電力(kW) 例)定格 9.8kWh・残量20%から90%・充電電力1.5kW・充電効率90% 足りる電力量 = 9.8 ×(90 − 20)÷ 100 = 6.86kWh コンセント側 = 6.86 ÷ 0.9 = 7.62kWh 充電時間 = 7.62 ÷ 1.5 = 約5時間4分

変数の意味

記号 意味 単位
C 定格容量。カタログ記載の公称容量で、実効容量ではありません kWh
a 現在の残量。メーターやアプリに表示されている割合 %
b 目標の残量。満充電までなら100 %
P 充電電力。蓄電池への入力電力(kW)で、1時間あたりに充電できるkWhと同じ次元 kW
η 充電効率。コンセントから入れた電気のうち、実際に電池へたまる割合 %

充電時間は何%から始めたかで変わる

蓄電池の充電時間を調べると、容量を入力電力で割った目安だけが並んでいます。その目安は「残容量が0%の時点から100%になるまでにかかる時間」という定義で、実際には0%まで使い切ることは少ないので、自分の条件とは合いにくいです。

この計算機は現在の残量と目標の残量を入力に取ります。定格10kWhを20%から90%まで充電するなら、電池側に足りるのは7.00kWhで、充電効率90%・充電電力1.5kWなら5時間11分です。同じ機種を0%から100%まで充電すると7時間24分になるので、2時間以上違います。

目安表と同じ軸で比べたいときは、現在の残量を0、目標を100、充電効率を100にしてください。

式は3つ、入力は5つ

電池側に足りる電力量(kWh)= 定格容量 ×(目標残量 − 現在の残量)÷ 100
コンセント側の電力量(kWh)= 足りる電力量 ÷(充電効率 ÷ 100)
充電時間(h)          = コンセント側の電力量 ÷ 充電電力(kW)

充電電力は「1時間あたり何kWh入るか」と同じ次元です。1.5kWh/hなら1.5kW、急速型の約4.0kWh/hなら4.0kWとして扱います。

掲載元の目安と突き合わせる

東京ガスは充電時間を「蓄電容量÷入力電力=充電時間」と示し、容量別の目安として 4.2kWh=約3時間・9.8kWh=約6時間・12kWh=約8時間 を置いています。入力電力1.5kWで割ると 2.8時間・6.5時間・8.0時間 で、この表と並びます。定格容量に 4.2、9.8、12 のいずれかを入れると、計算機の画面下にこの目安との差が出ます。

同じ掲載元は「1時間あたりの充電量は1.5kWh〜2.0kWh程度」「急速型の蓄電池であれば1時間あたり約4.0kWh充電も可能です」と書いています。この幅が、プリセットの 1.5/2.0/4.0kW の根拠です。急速かどうかは機種で決まる条件付きの目安なので、手元の仕様の値を入れ直してください。

充電効率を置かないと短く出すぎる

電池へ6.86kWh入れるのに、効率90%ならコンセント側は7.62kWh必要です。失われる0.76kWhも電気として流れるので、入力電力1.5kWで割った時間は 効率を見ない場合より長くなります。定格9.8kWhの満充電なら、効率100%で6時間32分、効率90%で7時間15分です。

充電効率・往復効率は製品仕様で決まる値で、公表された一律の係数を確認できなかったため、当サイトは既定を「90%の例」にしています。仕様書の値を入れるのが前提です。

充電の時間も電気代も必要なら

充電にかかる時間と、その充電の電気代は別のページに分かれています。充電の電気代を出すでは、同じ定格容量・残量の入力のまま、蓄えた1kWhあたりの実質単価と1か月ぶんの金額が出ます。充電した電気は何時間持つかは使用可能時間を出すへ。

停電の備えとして「どのくらいの電力を・何時間」必要かを整理しているのは、停電時に備える電力の目安です。あわせてご覧ください。

日本での計算例

全国共通

定格9.8kWhを、深夜電力で0%から満充電にする

定格容量
9.8kWh
現在の残量
0%
目標の残量
100%
充電電力
1.5kW
充電効率
100%
充電時間
6時間32分
コンセント側の電力量
9.80kWh

※ 掲載元が置く 9.8kWh=約6時間 という目安は、充電効率を見ずに入力電力1.5kWで割った値と合います(4.2kWh=約3時間、12kWh=約8時間も同じ前提)

試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。

全国共通

定格9.8kWhを、0%から満充電(充電効率90%)

定格容量
9.8kWh
現在の残量
0%
目標の残量
100%
充電電力
1.5kW
充電効率
90%
充電時間
7時間15分
コンセント側の電力量
10.89kWh
失われる電力量
1.09kWh

※ 効率90%ではコンセント側から10.89kWh入れる必要があるため、同じ1.5kWでも43分長くなります

試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。

全国共通

日中に取りかけ、20%から90%まで充電する

定格容量
10kWh
現在の残量
20%
目標の残量
90%
充電電力
1.5kW
充電効率
90%
充電時間
5時間11分
電池側にたまる量
7.00kWh

※ 同じ機種でも満充電までより短くなります。目安表と自分の時間を比べるときは、この「何%から始めたか」がそろっていないと差が出て当然です

試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。

全国共通

急速型の機種で12kWhを0%から満充電にする

定格容量
12kWh
現在の残量
0%
目標の残量
100%
充電電力
4.0kW
充電効率
100%
充電時間
3時間0分
コンセント側の電力量
12.00kWh

※ 掲載元は「急速型の蓄電池であれば、1時間あたり約4.0kWh充電も可能です」。急速型かどうかは機種で決まる条件付きの目安です

試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。

⚠ 注意事項

  • 充電効率は機種・気温で変わる値で、公表された一律の係数を確認できなかったため、当サイトは既定値を「90%の例」として置き、ご自身の仕様の値を入れ直せる作りにしています。100%にすると損のない下限の時間です。
  • 掲載元の目安表は「残容量が0%の時点から100%になるまで」という定義です。実際の運用は使い切らないので、現在の残量を入れるこの計算とは、0%から100%の列を並べてはじめて比較できます。
  • 充電中の電力は一定とは限りません。系統から充電する時間と、太陽光の余剰で充電する時間では、電気代もかかる時間も違います。

試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。

計算結果は入力された定格容量・残量・充電電力・充電効率にもとづく概算です。実際の充電時間は機種・気温・電池を保護する制御・他の家電の使用状況によって変わります。

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出典・データソース

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よくある質問

Q. 蓄電池の充電時間はどれくらいかかりますか
A. 定格容量を入力電力で割った時間が目安で、多くの機種の充電は1時間あたり1.5〜2.0kWhほどなので、9.8kWhなら約6〜7時間、12kWhなら約8時間です。急速型をうたう機種は1時間あたり約4.0kWhまで上げられるとしており、12kWhなら約3時間になります。ただしこれは残量0%から100%までの時間なので、日中に残った状態から足すだけではずっと短くなります。
Q. 充電効率を入れると長くなるのはなぜですか
A. コンセントから入れた電気は、そのまま電池にたまるわけではありません。変換と制御の過程で一部が失われるため、電池側へ6.86kWh入れるのに効率90%ならコンセント側で7.62kWh分の電気が必要になります。この電力量を入力電力で割るので、効率を見ない場合より時間がかかります。
Q. カタログの実効容量で割っていいですか
A. 定格容量で割ってください。実効容量は「放電深度×変換効率」を掛けた、実際に取り出せる量のほうです。実効容量で割ると短い側に出ます。定格容量と実効容量の対応は、実効容量計算のページで内訳を出せます。
Q. 太陽光発電と兼用にすると充電時間は短くなりますか
A. 短くなります。この計算は系統(コンセント)から充電電力だけを入れて前提としています。太陽光の余剰電力で充電する場合は、充電量の一部が買電ではないので、電気代と充電時間に効いてきます。充電の電気代は、充電電気代計算のページで効率込みの実質単価として出せます。