消費電力量計算
消費電力(W/kW)と使用時間から、Wh・kWh・年間消費電力量を計算。標準世帯の使用量3口径との比較も出します。
計算ツール
使用条件を入力する
消費電力と使い方から、1回・1日・1か月・1年間の消費電力量を出します。
型式シールの「消費電力」。kW 表記の機種(エアコン・IHなど)は単位を kW に切り替えてください
30分なら 0.5 と入力
24時間つけっぱなしの家電は 1回・24時間として入力
毎日使うなら 30
季節家電なら実際に使う日数に
換算した消費電力
1,000 W
1kW = 1000W で換算しています
1年間の消費電力量
730.0kWh
- 1回あたり
- 2,000Wh(2.000kWh)
- 1日あたり
- 2,000Wh(2.000kWh)
- 1か月あたり
- 60,000Wh(60.000kWh)
| 出典・口径 | 月間使用量 | この計算結果との差 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 経済産業省(需要家モデル) | 400.0kWh | -340.0kWh | 15.0% |
| 総務省 小売物価統計調査 品目3511 | 402.0kWh | -342.0kWh | 14.9% |
| 東京電力 従量電灯B・30Aの試算 | 260.0kWh | -200.0kWh | 23.1% |
3 つとも公表された正しい数値ですが、対象が違います(需要家モデル・小売物価統計の調査品目・契約アンペアからの試算)。記事によって「標準世帯」の数字が違うのはこのためです。割合はこの計算結果を各口径で割った値、差はこの計算結果から各口径を引いた値です。
電気代(円)が必要な場合は、この結果の kWh を電気代を計算するツールの使用電力量に入力してください。
計算式
変数の意味
| 記号 | 意味 | 単位 |
|---|---|---|
| W | 消費電力。kW で入力した場合は 1000 を掛けて W に直します | W または kW |
| h | 1回の使用時間。小数も入れられます(0.5 = 30分) | 時間 |
| n | 1日の使用回数。つけっぱなしの家電は 1 を入れます | 回 |
| d | 1か月・1年の使用日数。季節家電は実際に使う日数を入れます | 日 |
消費電力と消費電力量は別の量
消費電力(W)はある瞬間に使っている電気の大きさ、消費電力量(Wh)はそれを時間ぶん積み上げた量です。1000Wの家電を1時間動かすと1000Wh、2時間なら2000Whになります。
電気料金は消費電力量(kWh)に対してかかるので、請求額に直接関係するのは後ろの数字です。消費電力(W)だけを比べても、使用時間が分からなければ電気代は決まりません。
WhとkWhの換算
1kWh=1000Whです。Whに時間の掛け算をしてから1000で割るとkWhになります。
このツールは両方を並べて出します。1回・1日・1か月の単位ではWhのほうが桁が読みやすく、1年ではWhだと桁が大きくなりすぎる(730,000Wh)ので、kWh表示(730kWh)で見るほうが扱いやすくなります。
kWで表示されている家電(エアコン・IHクッキングヒーター・電気自動車など)は、単位をkWに切り替えると1000倍の換算を自動で行います。手計算で1000を掛け忘れると結果が1000分の1になるので、単位選択は入力値の側に合わせてください。
定格消費電力で計算すると大きく出る
定格消費電力は運転が最も重くなったときの値です。出力を自動で変える家電では、定格値に時間を掛けた計算は上限になります。
- 定格2.5kWのエアコンを1日8時間 → 20kWh/日、1か月で600kWh
- 定格150Wの冷蔵庫を24時間 → 3.6kWh/日、1年で1,314kWh
エアコンの600kWh/月は世帯全体の平均使用量400kWhを大きくこえますし、冷蔵庫の1,314kWh/年も市販品の年間消費電力量(200〜400kWh程度が中心)の3倍以上です。どちらも式は正しいのに結果が現実を離れています。定格値は「最も重い運転が続いたら」という前提で読んでください。
年間の目安が欲しいときは、カタログや省エネ型製品情報サイトの年間消費電力量を使うほうが実態に合います。
年間消費電力量の求め方
1日あたりの消費電力量に1年の使用日数を掛けます。通年で使う家電は365日、季節家電は実際に使う日数を入れてください。
1か月の使用日数と1年の使用日数は別々の項目です。どちらも365日にすると月あたりの値が実際の使用より大きくなるので、月のほうは30日程度にするのが通常です。
標準世帯の使用量と比べる
計算した月間消費電力量を、「標準世帯」として公表されている使用量と並べられます。ここで注意したいのは、標準世帯の月間使用量は出典によって3通りあることです。
- 経済産業省(需要家モデル):400kWh
- 総務省 小売物価統計調査 品目3511:402kWh
- 東京電力 従量電灯B・30Aの試算:260kWh
3つとも公表された正しい数値ですが、測っている対象が違います。どれか1つだけを「標準」として扱うと、残り2つの出典を根拠に書かれた記事と突き合わせたときに、理由の分からないずれが出ます。このツールは3つすべての口径に対して割合と差を並べて出します。
出典ごとの前提の違いは世帯の標準使用量 3 口径に表でまとめてあります。
消費電力量から電気代へ
消費電力量(kWh)に電気料金単価(円/kWh)を掛けると電気代になります。ただし単価は1つに決まりません。従量電灯Bのように段階単価のプランでは使用量が入る区分で単価が変わり、燃料費調整額と再エネ賦課金も使用電力量に比例して加わります。
電気代に換算するでは、ここで出したkWhをそのまま使用電力量に入れて、4層に分けた内訳まで計算できます。
発電側の量を同じkWhで比べたいときは、太陽光の年間発電量の試算が使えます。消費電力量と発電量を同じ単位で並べると、年間でどれだけ自前でまかなえるかが見えます。
入力を間違えやすいところ
- 消費電力をWで入れるのかkWで入れるのか(単位選択を合わせること)
- 1回の使用時間と1日の合計使用時間を取り違える(1日2回×1.5時間なら、回数2・時間1.5)
- 月の使用日数に365を入れてしまう
- 定格値と年間消費電力量を混ぜて使う
計算が合わないときは、上の4つを順に確認してください。式自体は掛け算だけなので、ずれる原因はほぼ入力側にあります。
ほかの分野の計算ツールはエネルギー計算ツールの総合案内から探せます。
日本での計算例
全国共通
1000Wの家電を1日2時間・1か月30日・1年365日
- 消費電力
- 1000W
- 1回の使用時間
- 2時間
- 1日の使用回数
- 1回
- 1か月の使用日数
- 30日
- 1年の使用日数
- 365日
- 1回あたり
- 2,000Wh(2.000kWh)
- 1日あたり
- 2,000Wh(2.000kWh)
- 1か月あたり
- 60,000Wh(60.000kWh)
- 1年あたり
- 730,000Wh(730.000kWh)
※ 月60kWhは経済産業省の需要家モデル400kWhの15.0%にあたります
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
全国共通
定格2.5kWのエアコンを1日8時間・1か月30日
- 消費電力
- 2.5kW(2500W)
- 1回の使用時間
- 8時間
- 1日の使用回数
- 1回
- 1か月の使用日数
- 30日
- 1日あたり
- 20,000Wh(20.000kWh)
- 1か月あたり
- 600,000Wh(600.000kWh)
※ 月600kWhは世帯全体の平均使用量400kWhを大きくこえます。定格値×時間は上限の計算です
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
全国共通
定格150Wの冷蔵庫を24時間・1年365日
- 消費電力
- 150W
- 1回の使用時間
- 24時間
- 1日の使用回数
- 1回
- 1年の使用日数
- 365日
- 1日あたり
- 3,600Wh(3.600kWh)
- 1年あたり
- 1,314,000Wh(1,314.000kWh)
※ 市販の冷蔵庫の年間消費電力量は200〜400kWh程度が中心で、定格計算よりかなり小さくなります
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
⚠ 注意事項
- 定格消費電力は運転が最も重くなったときの値です。エアコン・冷蔵庫・洗濯機のように出力を自動で変える家電は、定格値に時間を掛けた計算より実際の消費電力量が少なくなります。
- 1か月の使用日数と1年の使用日数は別々に入力します。季節家電は使う月だけ日数を入れ、使わない月は 0 日にしてください。
- このツールは金額を出しません。電気代に換算するには電力量料金単価が必要で、その単価はご契約プランと使用量の段階で変わるためです。
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
計算結果は入力された消費電力と使用時間に基づく概算です。実際の消費電力量は運転モード・室温・庫内温度・設置年数によって異なります。
出典・データソース
- A
- A
- A
- B
- B
- B
- B
よくある質問
- Q. 消費電力と消費電力量の違いはなんですか
- A. 消費電力(W)はある瞬間に使っている電気の大きさで、消費電力量(Wh)はそれを時間ぶん積み上げた量です。1000Wの家電を1時間動かすと1000Wh(1kWh)になります。電気料金は消費電力量(kWh)に対してかかるので、請求額に直接関係するのは後ろの数字です。
- Q. 定格消費電力で計算すると実際より大きくなりますか
- A. 大きくなります。定格消費電力は運転が最も重くなったときの値なので、出力を自動で変える家電では上限の計算になります。定格2.5kWのエアコンを1日8時間動かすと20kWhで、1か月では600kWhになり、世帯全体の平均使用量400kWhをこえてしまいます。年間の目安が欲しいときは、カタログや省エネ型製品情報サイトに載っている年間消費電力量の値を使ってください。
- Q. WhとkWhはどちらで比べればいいですか
- A. 電気料金も家電のカタログもほぼkWhで書かれているので、kWhに揃えて比べるのが確実です。1kWh=1000Whで、このツールは両方を並べて出します。年間で見るとWhは桁が大きくなる(1000Wを1日2時間・365日で730,000Wh)ので、730kWhの表示で見るほうが扱いやすくなります。
- Q. 標準世帯の使用量は400kWhと260kWhのどちらが正しいですか
- A. どちらも正しいですが、測っている対象が違います。経済産業省の需要家モデルは400kWh、総務省の小売物価統計調査(品目3511)は402kWh、東京電力 従量電灯B・30Aの試算は260kWhです。出典ごとに前提が違うので、このツールでは3つの口径を並べて割合と差を出します。