太陽光発電量計算
パネル容量(kW)と日射量から年間発電量を試算。損失を差し引かない理論値と、損失率を当てた見込み値を並べて出します。
計算ツール
設置条件を入力する
パネル容量と日射量から、1日・1年間の発電量を出します。
住宅用は 4〜6kW が一般的。定格容量(システム容量)を入力
気象庁の東京年平均値です。他の地点は日射量の調べ方を参照
プリセットを選んでいる間は自動で入ります。MJ/㎡ は 1kWh = 3.6MJ で換算されます
影・配線・パワーコンディショナ・温度低下による目減り。当サイトは一律の係数を持っていないので、 メーカー公表の仕様書か実測値を使ってください。0 のままなら損失なしの理論値になります
年平均値をもとにするので 365 のままが普通です
換算した年間日射量
1,450 kWh/㎡
1年間の見込み発電量(損失率を差し引き後)
7,249.3kWh
- 1日の見込み発電量
- 19.9kWh
- 1年の理論値(損失なし)
- 7,249.3kWh
- 1日の理論値(損失なし)
- 19.9kWh
- 1年間で失われる電力量
- 0.0kWh
計算に使う値
- パネル容量 5.00kW
- 日射量 3.97kWh/㎡/日(東京 2025年 年平均値)
- システム損失率 0.0%
計算式
変数の意味
| 記号 | 意味 | 単位 |
|---|---|---|
| kW | パネル容量(システム容量)。定格値の合計を入れます | kW |
| H | 1日あたりの日射量。水平面全天日射量の年平均値 | kWh/㎡/日 または MJ/㎡/日 |
| L | システム損失率。既定は 0 で、損失を差し引かない理論値になります | % |
| D | 年間日数。通年で使うなら 365 | 日 |
なぜ「容量 × 日射量」だけで足りるのか
太陽光パネルの定格容量は、日射量1kW/㎡の光を当てたときの出力として決まっています。つまり1kWのパネルは、1kW/㎡が1時間続けば1kWh出します。
だから「日射量3.97kWh/㎡の1日」なら1kWあたり3.97kWh、という定義から出る等式になります。これは製品の性能差に依存しない恒等式なので、メーカーや機種ごとの係数を置かずに計算できます。
5kWのパネルなら 5 × 3.97 = 19.9kWh/日、365日で7,249.3kWh/年です。
日射量の単位(MJ/㎡ と kWh/㎡)
日射量の公表単位は2つあり、出典で違います。
- 気象庁 過去の気象データ検索、NEDO METPV-20:MJ/㎡
- NEDO MONSOLA-20:kWh/㎡
1kWh=3.6MJなので、MJ/㎡の値をそのまま掛けると結果が3.6倍になります。しかも式としては成立してしまうので、間違えてもエラーになりません。このツールは単位を選べるようにして、換算を1か所だけで行っています。
東京の2025年 年平均14.3MJ/㎡/日は、3.97kWh/㎡/日です。単位ごとの出典と読み方は日射量データベースの単位にまとめてあります。
気象庁の年平均値は「1日あたり」
気象庁の表題は「月平均値」ですが、中身は1か月の合計ではなく1日あたりの平均です。ここを取り違えると年間発電量が約30分の1になります。
東京の2025年は14.3MJ/㎡/日で、年間日射量にすると1,450kWh/㎡です。1か月合計として読んでしまうと、年間発電量が200kWh程度という現実離れした値になります。
システム損失率を既定で 0 にしている理由
現実のシステムは定義どおりには出ません。影・配線ロス・パワーコンディショナの変換・温度上昇による出力低下で、理論値より少なくなります。
ただしこの減少分は製品と設置条件で変わる経験値です。NEDO・資源エネルギー庁・太陽光発電協会のいずれにも、一律に当てられる公表係数を確認できませんでした。確認できていない値を既定に入れることはしないので、損失率の既定は 0(損失を差し引かない理論値)にしてあります。
そのため結果には理論値と見込み値を両方出します。損失率を0のままにすると両者は同じ数字になり、その旨が画面にも表示されます。15%を入れると、5kW・東京2025年の例では7,249.3kWh/年が6,161.9kWh/年になり、差の1,087.4kWhが失われた分です。
方位・傾斜角を入れていない理由
斜面日射量はNEDO MONSOLA-20が持っていますが、閲覧システムが動的生成で、地点別の値を取得できませんでした。取得できていない係数を置いて「南向き30度なら○%減」と書くことはしません。
このツールは水平面日射量だけを受け取ります。方位と傾斜角の影響は、システム損失率の側でご自身が見積もって入れる形にしてあります。
計算結果の使い方
年間発電量は、そのままでは「どのくらい得か」を教えてくれません。自宅で使う分と売る分に分けて、はじめて金額になります。
- 自宅で使った分 → 買わずに済んだ電気代が浮きます。自家消費率と自給率の違いでは、発電量と自家消費電力量から節約額と売電収入をまとめて出せます。
- 売った分 → FITの売電単価が掛かります。住宅用(10kW未満)は調達期間10年で、前半4年と後半6年で単価が違います。売電単価の年度別一覧で年度と年数を確認してください。
電気代側の内訳(基本料金・電力量料金・燃料費調整額・再エネ賦課金)から削減額を見たいときは、発電量から電気代の削減額を出すが使えます。自家消費した1kWhの価値は電力量料金単価そのものではなく、使用電力量に比例する後ろの3層を合わせた額になります。
日本での計算例
東京
5kW・2025年の年平均日射量・システム損失率0
- パネル容量
- 5.00kW
- 日射量
- 14.3MJ/㎡/日(3.97kWh/㎡/日)
- システム損失率
- 0.0%
- 年間日数
- 365日
- 理論値(1日)
- 19.9kWh
- 理論値(年間)
- 7,249.3kWh
- 年間日射量
- 1,450kWh/㎡
- 失われた電力量
- 0.0kWh
※ 気象庁 東京の2025年 年平均値(1日あたり14.3MJ/㎡)を3.6で割って換算しています
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
東京
同じ5kWにシステム損失率15%を当てた場合
- パネル容量
- 5.00kW
- 日射量
- 14.3MJ/㎡/日(3.97kWh/㎡/日)
- システム損失率
- 15.0%
- 年間日数
- 365日
- 見込み(1日)
- 16.9kWh
- 見込み(年間)
- 6,161.9kWh
- 理論値(年間)
- 7,249.3kWh
- 失われた電力量
- 1,087.4kWh
※ 理論値と見込みの差は年間1,087.4kWhで、率にして15%ぶんそのまま減ります
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
東京
MJ/㎡の入力をkWh/㎡に換算する
- 2023年 年平均
- 14.7MJ/㎡/日
- 2024年 年平均
- 13.9MJ/㎡/日
- 2025年 年平均
- 14.3MJ/㎡/日
- 2023年
- 4.08kWh/㎡/日
- 2024年
- 3.86kWh/㎡/日
- 2025年
- 3.97kWh/㎡/日
※ 1kWh=3.6MJ。換算せずに掛けると結果が3.6倍になります
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
⚠ 注意事項
- 既定値にしている日射量は東京の水平面全天日射量だけです。ほかの地域は気象庁やNEDOの日射量データベースから、ご自身の地点の値を入れてください。
- 気象庁の表題は「月平均値」ですが、中身は1か月の合計ではなく1日あたりの平均です。合計として扱うと年間発電量が約30分の1になります。
- 2026年の値は1月から8月までしかそろっていないので既定値に入れていません。12か月そろっている最新の2025年を使っています。
- システム損失率の既定は 0 です。公表された一律の係数を確認できなかったためで、影・配線・パワーコンディショナの変換・温度上昇による出力低下は、ご自身の設置条件で見積もって入れてください。
- 方位と傾斜角は計算に入っていません。水平面日射量だけを受け取り、斜面の違いは損失率の側で織り込む形にしてあります。
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
計算結果は入力されたパネル容量・日射量・損失率に基づく概算です。実際の発電量は設置方位・傾斜角・影・気温・経年劣化によって異なります。
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出典・データソース
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よくある質問
- Q. パネル容量5kWなら年間どのくらい発電しますか
- A. 日射量しだいです。東京の2025年の年平均日射量(14.3MJ/㎡/日=3.97kWh/㎡/日)で計算すると、損失を差し引かない理論値で7,249.3kWh/年です。システム損失率を15%入れると6,161.9kWh/年になります。同じ5kWでも日射量が1MJ/㎡/日違えば、年間発電量は約507kWh変わります。
- Q. 理論値と見込み値が同じ数字になるときは何ですか
- A. システム損失率を0にしているときです。このツールは損失を差し引かない理論値と、損失率を適用した見込み値を両方出します。損失率が0なら両方は一致します。実際には影・配線・パワーコンディショナの変換・温度上昇で理論どおりには出ないので、現実的な値を知りたいときは損失率を入れてください。
- Q. 日射量はMJ/㎡とkWh/㎡のどちらで入れればいいですか
- A. 手元の値の単位に合わせるほうが確実です。気象庁とNEDO METPV-20はMJ/㎡、NEDO MONSOLA-20はkWh/㎡で公表しています。1kWh=3.6MJなので、MJ/㎡の値をそのまま掛けると結果が3.6倍になります。式としては成立してしまうので、間違えてもエラーには出ません。
- Q. 方位や傾斜角は計算に入りますか
- A. 入りません。このツールは水平面日射量だけを受け取ります。斜面日射量はNEDO MONSOLA-20が持っていますが、地点別の値を取得できなかったため、確認できていない係数を置くことはしていません。南向き・傾斜30度などの条件の影響は、システム損失率の側で見積もって入れてください。
- Q. 年間発電量が分かると次に何が計算できますか
- A. 自宅で使う分と売る分に分けると、電気代の節約額と売電収入が出ます。自家消費した1kWhの価値は電力量料金単価ではなく、電力量料金・燃料費調整額・再エネ賦課金の3層を合わせた額になる点に注意してください。売電した分の単価はFITの年度別・調達期間で変わります。