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太陽光発電とは

太陽光発電とは、太陽電池で光エネルギーを直接電気に変える発電方法です。仕組み、特長と課題、日本の導入量(2024年度末で7,985万kW)、設置費用の相場を出典つきで解説します。

公開日:2026-09-17 最終更新:2026-09-17 監修:エネルギー計算ツール編集部

太陽光発電とは何か

太陽光発電とは、資源エネルギー庁の解説(なっとく!再生可能エネルギー)にあるとおり、「光が当たると電気が発生する特性を持つ半導体を利用し、太陽の光エネルギーを太陽電池(半導体素子)により直接電気に変換する発電方法」です。

燃料を燃やして蒸気でタービンを回す火力発電や、風でタービンを回す風力発電とは違い、光を直接電気に変えるのが太陽光発電の特徴です。太陽電池(ソーラーパネル)に光が当たると直流の電気が生まれ、それをパワーコンディショナで家庭用の交流に変換して使います。

電気が生まれる仕組み

太陽光パネルの正体は半導体です。光が当たると電気が発生する性質を持つ半導体素子が、太陽の光エネルギーを電気に直接変換します。

変換の流れは次のとおりです。

  1. 太陽電池(半導体素子)に光が当たる
  2. 半導体の性質で直流の電気が発生する
  3. パワーコンディショナが直流を家庭用の交流に変換する
  4. 家で使い、余った分は売電か蓄電池に回す

特長と課題

資源エネルギー庁は太陽光発電の特長を4つ挙げています。

  • エネルギー源は太陽光。枯渇せず、燃料を買う必要がない
  • 用地を占有しない。屋根や壁の未利用スペースに設置できる
  • 遠隔地の電源になる。送電網の届きにくい場所でも使える
  • 停電時の電源になる。蓄電池と組み合わせるとより強靱になる

一方、課題も明記されています。気候条件により発電出力が左右されること、低コスト・高出力・長寿命の技術開発、ペロブスカイト太陽電池の研究開発です。とくにフィルム型のペロブスカイト太陽電池は軽量・柔軟で、耐荷重性の低い屋根への設置が期待されています。

日本の導入状況

太陽光発電は日本で大きく普及が進んでいます。資源エネルギー庁によると、2024年度末の導入量は7,985万kWで、「太陽光発電導入の実績では、中国、米国とともに世界をリード」しています。

発電量は容量と日射量で決まる

実際にどれだけ発電するかは、パネルの容量(kW)と、設置場所に降り注ぐ日射量(kWh/㎡)で決まります。発電量はこの2つの掛け算で計算できます。

発電量(kWh)= パネル容量(kW)× 日射量(kWh/㎡/日)× 日数

1kWのパネルは、日射量1kW/㎡の光が1時間続けば1kWhを発電します。この式の詳しい説明と、単位を取り違えると3.6倍になる落とし穴は太陽光発電量の計算方法にまとめています。実際の数値で試すなら太陽光発電量計算、日射量の単位と読み方は日射量データベースの単位を確認してください。

導入までの費用と試算の流れ

太陽光発電の導入費用は、パネルだけでなく工事費などを含めた「システム費用」で公表されています。2026年度の想定値では、住宅用(10kW未満)が25.5万円/kWです。パネル・工事費の内訳と事業用の価格は太陽光発電の設置費用に一覧化しています。

導入を検討するときの試算の流れは次のとおりです。

  1. 発電量を試算する(容量×日射量)
  2. 家の消費電力量と比べて、どれだけ自前でまかなえるかを知る → エネルギー自給率の計算
  3. 余った電気の売電収入を見積もる → 売電収入の計算
  4. 売電価格の区分を確認する → 売電価格の年度別一覧

出典・データソース

  1. [enecho-saiene-solar] 資源エネルギー庁

    太陽光発電|再エネとは|なっとく!再生可能エネルギー

    定義「太陽光発電は、光が当たると電気が発生する特性を持つ半導体を利用し、太陽の光エネルギーを太陽電池(半導体素子)により直接電気に変換する発電方法」。2024年度末の導入量 7,985万kW。「太陽光発電導入の実績では、中国、米国とともに世界をリード」。特長4点: エネルギー源は太陽光/用地を占有しない(屋根・壁の未利用スペース)/遠隔地の電源/停電時の電源(蓄電池と組み合わせるとより強靱)。課題: 気候条件により発電出力が左右される・低コスト高出力長寿命の技術開発・ペロブスカイト太陽電池の研究開発。フィルム型ペロブスカイト太陽電池は軽量・柔軟で耐荷重性の低い屋根への設置が期待

    アクセス日:2026-09-17

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  2. [meti-santeii-2026-system-cost] 経済産業省 調達価格等算定委員会

    令和8年度以降の調達価格等に関する意見(調達価格等算定委員会 令和8年2月5日)

    太陽光のシステム費用(万円/kW、2026年度想定値は「別紙1」の資本費表): 住宅用(10kW未満)25.5万円/kW(運転維持費0.30万円/kW/年・設備利用率13.7%・余剰売電比率70.0%)。事業用地上設置 10kW以上50kW未満 15.8万円/kW、50kW以上 12.9万円/kW(土地造成費 想定0.9→実測平均1.84/中央1.21万円/kW、接続費 想定1.35→平均2.15/中央1.45万円/kW)。事業用屋根設置 10kW以上 15.0万円/kW。2025年設置の定期報告実測(単純平均): 住宅用新築 28.9万円/kW(中央29.4)、地上設置10kW以上 20.3万円/kW(中央19.7)、屋根設置10kW以上 20.8万円/kW(中央18.5)。システム費用の内訳: パネル約47%・工事費約29%(住宅用新築)/パネル約33%・工事費約33%(地上設置)/パネル約38%・工事費約32%(屋根設置)。維持費ヒアリング: 5kW想定で定期点検 約3.8万円/回(3〜5年ごと)、パワコン交換 38.4万円程度(20年間で一度)

    アクセス日:2026-09-17

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この記事が参照するデータ

よくある質問

Q. 太陽光発電とは何ですか
A. 資源エネルギー庁の解説では「光が当たると電気が発生する特性を持つ半導体を利用し、太陽の光エネルギーを太陽電池(半導体素子)により直接電気に変換する発電方法」と定義されています。燃料を燃やして発電する火力発電とは違い、光を直接電気に変えるのが特徴です。
Q. 太陽光発電は夜や曇りの日も発電しますか
A. 夜は発電しません。資源エネルギー庁が課題として明記するとおり、発電出力は気候条件に左右されます。曇天や雨天では日射量が減るぶん出力が下がります。年間の発電量は、設置場所の日射量とパネル容量から試算できます。
Q. 日本の太陽光発電の導入量はどのくらいですか
A. 2024年度末の導入量は7,985万kWです。資源エネルギー庁は「太陽光発電導入の実績では、中国、米国とともに世界をリード」しているとしています。屋根や壁の未利用スペースに設置できるため、住宅用を中心に普及が進んでいます。
Q. 設置にはどれくらい費用がかかりますか
A. パネルだけでなく工事費などを含めた「システム費用」で、2026年度の想定値は住宅用(10kW未満)で25.5万円/kWです。内訳はパネル約47%・工事費約29%が目安です。事業用や2025年の実績値は設置費用のページに一覧化しています。
Q. 家庭で導入すると何が得になりますか
A. 大きく2つです。発電した電気を自宅で使うぶんは電気代が浮き、使い切れずに余った分は売電収入になります。どれだけ自前でまかなえるかはエネルギー自給率計算、売電収入は売電収入計算で試算できます。