太陽光+蓄電池シミュレーション
太陽光発電と蓄電池を組み合わせた自家消費・売電・買電を時間軸でシミュレーション。
計算ツール
太陽光につなぐ蓄電池を、月別で試算する
蓄電池は家に来る電気の量を減らしません。昼に余った電気を夜に使い回す装置なので、 効くかどうかは「その月に余った量」と「夜の使い方」の両方で決まります。 この画面は 12か月ぶん分けてから足し、同じ入力のままと蓄電池を足したあとと、 よくある1本式の目安を3列ならべて出します。
気象庁 2025年の月別日射量(1日あたり)を持つ3地点です
システム容量(パネルの公称容量)です
検針票の 1 か月の使用量 ÷ 30 で入れて構いません。使用電力量は毎月同じ日量で計算しています。冷暖房で月別の使用量は動きますが、当サイトが逐字で確認した「月別の使用電力量割合」を持つ一次資料が無いため、係数を自作して掛けません。冬に足りない月を読むときは、実際の検針値で書き直してください
発電している時間帯に使い切れる量です。初期値は例なので、洗濯乾燥機やエアコンなど昼に動かしている分に合わせて書き直してください
0 のままなら損失なしの理論値です
カタログの定格容量です。実効容量ではなく、使える割合を掛ける前の値を入れてください
放電深度側の上限です。100 にすると名容量を全部使う前提になります。使える割合 80%・1日1往復・充放電効率 90% は、国の第2回分散型エネルギー推進戦略ワーキンググループ 資料4が蓄電システムの試算で置いている係数です(業務・産業用の前提で、家庭用の公表された一律値ではありません)。容量 9.5kWh は資源エネルギー庁が1台ぶんと置いている推計値と同じです。自分の電池の仕様書があれば、実効容量と往復効率を入れてください
1 にすると 1日1往復。国の試算が置いている値です
入れた電気に対して実際に出る電気の割合です。仕様書に往復効率が書かれていればその値を
余剰を貯めると、そのぶんは売れなくなります。初期値 8.3円は住宅用太陽光(10kW未満・2026年度)の後半単価です。FIT期間中で売っているなら 24円に書き直してください
蓄電池で減るのは「買わずに済んだ時間帯の電気代」です。再エネ賦課金込みの単価で入れてください。契約の段階まで見たい場合は /solar/denkidai-sakugen/ を使ってください
蓄電池を足して増える年間の額(5.0kW・東京・9.5kWh/1日1.0往復)
59,466円
今の入力で、太陽光だけなら年間 93,272円、蓄電池を足すと 152,738円。充放電ロスを引かない1本式の目安は 157,986円 です
同じ入力のまま、三口径ならべ
| 口径 | 年間の得する額 | 蓄電池なしとの差 | この計算との差 |
|---|---|---|---|
| 太陽光だけ(蓄電池なし) | 93,272円 | 0円 | -59,466円 |
| 当ページの計算(蓄電池あり) | 152,738円 | 59,466円 | 0円 |
| 1本式の目安(ロスも上限も数えない) | 157,986円 | 64,714円 | 5,248円 |
1本式は「貯めた電気はそのまま夜に使える」と置くので、受け皿(容量)の上限も充放電で失う電気も数えません。今の入力では 5,248円 膨らんでいます
- 年間の発電量
- 7,244.6kWh
- 年間の使用量
- 4,321.6kWh
- 昼に直接使って済んだ分
- 1,460.0kWh
- 蓄えた電気(充電側)
- 3,034.0kWh
- 実際に出た電気(放電側)
- 2,730.6kWh
- 充放電で失われた電気
- 303.4kWh
- 売電に回った電気
- 2,750.6kWh
- 買い足した電気
- 131.0kWh
- 自家消費率(発電量で割る)
- 57.8%
- 自給率(使用量で割る)
- 97.0%
- 売電収入(年間)
- 22,830円
- 買電料金(年間)
- 4,061円
受け皿(容量)が足りずに売った電気
夜の使い方に足りるだけの容量がなくて売った電気が 72.7kWh、余った電気が多すぎて夜の需要ぶん以上に入らなかった電気が 2,402.8kWh です。容量の上限に当たった月は 10 か月あります
受け皿不足ぶンを全部拾うなら、名容量をあと 0.25kWh 大きくするのと同じです
充放電で失った 303.4kWh を買い直すと 9,405円/年。簡易式がこのぶんを数えないまま見せている額が 5,248円 です
損益分岐
貯めた電気は「売れたはずの 8.3円/kWh」を失って手に入るので、買う単価が 9.22円/kWh 以上でないと割に合いません。逆に今の買う単価 31.0円/kWh で見るなら、売電単価が 27.90円/kWh を超えると蓄電池は損になります。今の入力は得をしています
同じ口径の分岐式は、放出量と日数を直接入れる 蓄電池の電気代削減額計算 にも書いています。こちらは余剰電力の量まで含めて月別に数える違いです
月別の内訳(蓄電池あり)
| 月 | 発電量 | 昼に直接 | 放電量 | ロス | 売電量 | 買い足し | 容量が足りず売った |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | 456.4kWh | 124.0kWh | 235.6kWh | 26.2kWh | 70.6kWh | 7.4kWh | 7.4kWh |
| 2月 | 567.8kWh | 112.0kWh | 212.8kWh | 23.6kWh | 219.3kWh | 6.7kWh | 6.7kWh |
| 3月 | 576.9kWh | 124.0kWh | 235.6kWh | 26.2kWh | 191.2kWh | 7.4kWh | 7.4kWh |
| 4月 | 704.2kWh | 120.0kWh | 228.0kWh | 25.3kWh | 330.8kWh | 7.2kWh | 7.2kWh |
| 5月 | 684.6kWh | 124.0kWh | 235.6kWh | 26.2kWh | 298.8kWh | 7.4kWh | 7.4kWh |
| 6月 | 783.3kWh | 120.0kWh | 228.0kWh | 25.3kWh | 410.0kWh | 7.2kWh | 7.2kWh |
| 7月 | 930.0kWh | 124.0kWh | 235.6kWh | 26.2kWh | 544.2kWh | 7.4kWh | 7.4kWh |
| 8月 | 818.1kWh | 124.0kWh | 235.6kWh | 26.2kWh | 432.3kWh | 7.4kWh | 7.4kWh |
| 9月 | 600.0kWh | 120.0kWh | 228.0kWh | 25.3kWh | 226.7kWh | 7.2kWh | 7.2kWh |
| 10月 | 357.4kWh | 124.0kWh | 210.0kWh | 23.3kWh | 0.0kWh | 33.0kWh | 0.0kWh |
| 11月 | 400.0kWh | 120.0kWh | 228.0kWh | 25.3kWh | 26.7kWh | 7.2kWh | 7.2kWh |
| 12月 | 366.0kWh | 124.0kWh | 217.8kWh | 24.2kWh | 0.0kWh | 25.3kWh | 0.0kWh |
各月の日数(1月→12月)は 31・28・31・30・31・30・31・31・30・31・30・31 日。余った電気は当月だけ受け皿に回せるものとして数えています
計算に使う値
- 地域 東京
- 太陽光の容量 5.0kW
- 1日の使用電力量 11.84kWh
- 昼に直接使う電気 4.0kWh/日(初期値は例です)
- 蓄電池 9.5kWh・使える割合 80%・1日1.0往復・充放電効率 90%
- 売電 8.3円/kWh/買う 31.0円/kWh
計算式
変数の意味
| 記号 | 意味 | 単位 |
|---|---|---|
| P | 太陽光パネルの定格容量(システム容量) | kW |
| I | その月の1日あたり平均日射量(気象庁の実測を MJ/㎡ から kWh/㎡ に換算したもの) | kWh/㎡/日 |
| U | 1日の使用電力量。当計算は毎月同じ日量で掛ける(月別の割合係数は置いていない) | kWh/日 |
| D | 昼に蓄電池を経由せず直接使う電気量 | kWh/日 |
| C | 蓄電池の名容量(カタログに書かれる総電力量) | kWh |
| a | 名容量のうち実際に使える割合(放電深度) | % |
| n | 1日に何往復させるか | 往復/日 |
| η | 充放電効率(往復効率) | % |
| s | 売電単価 | 円/kWh |
| u | 蓄電池を使わずに買った場合の電気代単価 | 円/kWh |
費用の目安
| 区分 | 金額 | 想定条件 |
|---|---|---|
| 低め | 31,796 円/年 | 太陽光5kW(東京)に名容量5kWh・使える割合80%の小型の蓄電池を組む。器が1日4.00kWhぶんしかないので、年に1,343.32kWhを夜へ回せず売電に残し、12か月すべてが上限に届く。蓄電池なしより年31,796円増える |
| 標準 | 59,466 円/年 | 太陽光5kW(東京・1日11.84kWhを使う・昼に直接4kWh)に名容量9.5kWh・使える割合80%・1日1往復・充放電効率90%・売電8.3円・買う31円。放電2,730.60kWhで年59,466円増える |
| 高め | 89,476 円/年 | 太陽光8kW(東京)に名容量13.3kWh・使える割合90%・1日2往復、買う単価を40.49円/kWh(従量電灯の上限段階)で見る。売電単価は卒FIT後の8.3円のまま、年89,476円増える |
金額が変動する要因
- 蓄電池の名容量と使える割合(受け皿)
- 蓄電池は余った電気を受け止める器なので、器が小さいほど売れずに残る量が増えます。太陽光5kW・東京で、名容量5kWh(使える割合80%)なら年31,796円、9.5kWhで59,466円、13.3kWhで61,050円。使える割合を80%→70%に下げると52,860円、90%に上げると61,050円で、5kWhの器では取りこぼしが年1,343.32kWh(必要な追加容量は名容量側で4.60kWh)です
- 太陽光の容量
- パネルを増やしても蓄電池の器が同じだと増分は伸びません。名容量9.5kWh・使える割合80%・効率90%で、太陽光3kWなら年47,798円、5kWで59,466円、8kWで60,412円。8kWでは12か月すべてが受け皿の上限に届き、発電した11,591.33kWhのうち7,049.11kWhはそのまま売電になります
- 売電単価(卒FITの前か後か)
- 貯めた電気は「売れたはずの収入」を失うので、売電単価が上がるほど蓄電池の増分は減ります。太陽光5kW・買う31円・効率90%で、売電8.3円なら年59,466円、24円で11,833円、28円でマイナス303円。買う単価31円・効率90%の分岐は売電27.90円/kWhなので、FIT期間中の24円で売っている電気は貯めても年11,833円しか増えません
- 買う時間帯の単価
- 増分は買う単価にほぼ比例して動きます。太陽光5kW・売電8.3円・効率90%で、買う単価24円なら年40,352円、31円で59,466円、40.49円で85,380円。使う電力量が多い世帯ほど段をまたぐので、実効の単価を請求書から入れてください
- 充放電効率
- 効率が低いほど同じ放出量に多くの充電が必要になり、失う電気のぶんだけ増分が減ります。太陽光5kW・東京で、効率80%なら年55,256円、90%で59,466円、100%で62,919円。同時に分岐も動き、貯めるのが得になる買う単価の下限は効率80%で10.38円/kWh、90%で9.22円、100%で8.30円です
- 昼に直接使う電気量
- 昼に直接使い切る電気は蓄電池を経不由らないので、これを増やすと蓄電池に出番が残りません。太陽光5kW・名容量9.5kWhで、昼の直接使用2kWh/日なら年60,412円(受け皿不足746.92kWh)、4kWh/日で59,466円、6kWh/日で45,422円。6kWh/日では受け皿不足がゼロになり、器が余りはじめます
- 地域(日射量)
- 気象庁2025年の月別日射量を使うと、同じ5kW・9.5kWhでも東京は年59,466円、大阪60,412円、福岡58,454円です。月配分が効くので、年間発電量の近い東京と福岡でも増分は1,013円ちがいます
蓄電池の効果を月ごとに潰してから足す
蓄電池は電気をつくらないので、太陽光につないでも年間発電量は1kWhも増えません。できるのは昼に余った電気を夜に持ち越すことだけで、その量は次の3つのいちばん小さい方に決まります。
- その月に本当に余った電気(発電量 − 昼に直接使った分)
- 器の上限(名容量 × 使える割合 × 1日の往復数 × その月の日数)
- 夜に使い切れる量(その月の使用電力量 − 昼に直接使った分)
どの月でもこの3つがそろわないと電気は動きません。このページは12か月ぶんを別々に計算してから足しています。
同じ入力で3つの答えが並ぶ
この画面のいちばん上の表は、同じ入力のまま3つの口径を並べます。
| 口径 | 年間発電量 | 蓄電池なしの得 | 蓄電池ありの得 | 蓄電池を足す増分 |
|---|---|---|---|---|
| 蓄電池なし | 7,244.58kWh | 93,272円 | - | - |
| 当ページ(月別の上限とロス込み) | 7,244.58kWh | - | 152,738円 | 59,466円 |
| 簡易式(余剰をそのまま夜に使える前提) | 7,244.58kWh | - | 157,986円 | 64,714円 |
いちばん下の行が、検索でよく見る置き方です。余剰電力を器の上限もロスも見ずにそのまま夜へ運ぶので、増分は64,714円出ています。当ページの59,466円との差は5,248円です。ただしこの差がそのままロスの金額になるわけではありません。充放電で失う303.40kWhを買い直すと9,405円ぶんになって、差の5,248円より大きくなります。つまり2つの式は失う電気以外の置き方も違っていて(月ごとの器と夜の使い切りの上限を通すかどうか)、差は一か所では説明できません。掲載元の数字と突き合わせるときは、放電量と売電量の両方を出している方の式を使ってください。
夏に余った電気は冬に運べない
年間合計だけを見る式だと、ふつうに破綻します。初期値の家を月別でみると、10月と12月は昼に余った電気(233.36kWh・241.97kWh)を全部充電に回しても夜の必要量243.04kWhに足りず、買電が33.01kWh・25.27kWh残ります。一方7月は余剰806.00kWhのうち充電に回せるのは器の上限261.78kWhぶんだけで、残り544.22kWhは売電になります。
つまり夏に余った分を冬に使うことは出来ません。同じ家でも月をまたいだ計算をしないと、冬に足りない電気まで蓄電池が賄えたことになってしまいます。月の内訳は画面下の表に出ています。
受け皿と需要のどちらが足りていないか
蓄電池の効き方は「器が小さい」家と「夜に使い切れない」家で正反対になります。このページは取りこぼしを2つに分けて出します。
| 入力 | 放電量 | 受け皿が足りず売った | 夜の使い方が足りず売った | 上限に達した月数 |
|---|---|---|---|---|
| 名容量9.5kWh(初期値) | 2,730.60kWh | 72.72kWh | 2,402.81kWh | 10か月 |
| 名容量5kWh | 1,460.00kWh | 1,343.32kWh | 2,402.81kWh | 12か月 |
| 昼の直接使用6kWh/日 | 2,085.72kWh | 0kWh | 2,463.40kWh | 0か月 |
初期値の家は夜の使い方が足りていない家です。取りこぼしの2,402.81kWhに対して、器が足りずに売ったのは72.72kWhだけ。容量を増やしても年1,000円程度しか変わらず、増えるのは電気代ではなく使わずに余った電気です。逆に名容量5kWhでは取りこぼしのほうが逆転して、追加が必要なのは名容量で4.60kWhぶんになります。
損益分岐は売電単価に引かれる
蓄電池に貯めるのは、売れたはずの電気です。だから充電1kWhの価値は売電単価そのもので、使う側の単価がそれを上回らないと元を取り返せません。
分岐する売電単価 = 買う単価 × 充放電効率 ÷ 100
分岐する買う単価 = 売電単価 ÷(充放電効率 ÷ 100)
買う単価31円・効率90%なら、売電27.90円/kWhを超えると蓄電池は損です。実際にはFIT期間中の住宅用10kW未満は24円/kWh、卒FIT後は8.3円/kWhが基準なので、24円で売れている間は分岐の内側、卒FIT後に分岐の外側へ大きく出ます。効率で割り返した買う単価の下限(8.3÷0.9=9.22円/kWh)は、どの契約でも超えていると思って構いません。
この分岐式は、放出量と日数を直接入れる蓄電池の電気代削減額計算にも同じ形で置いてあります。違いはこちらが余剰電力の量を月別に数える点です。
寿命の内側で比べるには
年間増分が出ても、購入費・設置費・10〜15年と置かれる寿命のあいだに収まるかで判断が変わります。国の資料は家庭用蓄電システムの寿命を10年〜15年程度と置くので、上の増分をその年数の内側で積んでください。
- 蓄電池が元を取る年数を出す:削減額・購入額・補助金・劣化率から回収年数と寿命時点の累積収支を出す
- 太陽光・蓄電池・EVを併用すると何が得か:昼の電気の流れを3つに分けて、どこに器が必要かを書く
パネルそのものの発電量を知りたければ太陽光発電量計算、月別の日射量は月別発電量計算と日射量データにあります。実効容量と名容量の関係は蓄電池の実効容量計算、容量の目安の選び方は蓄電池の容量計算に書きました。昼の余剰を同じ受け皿ではなく EV の充電に回す場合は太陽光でEV充電シミュレーションを並べてください。EVのバッテリーを家へ引き出す話は蓄電池とV2Hの違いに、電気代への変換はV2H電気代削減額計算にあります。
日本での計算例
東京
卒FIT世帯が既存の5kWに名容量9.5kWhの家庭用蓄電池を足す(1日11.84kWhを使い、昼に直接4kWh)
- 太陽光パネル容量
- 5kW
- 1日の使用電力量
- 11.84kWh
- 昼に直接使う電気
- 4kWh/日
- 蓄電池の名容量
- 9.5kWh
- 使える割合
- 80%
- 1日の往復数
- 1
- 充放電効率
- 90%
- 売電単価
- 8.3円/kWh
- 買う単価
- 31円/kWh
- 年間発電量
- 7,244.58kWh
- 余剰電力
- 5,784.58kWh
- 放電量
- 2,730.60kWh
- 充放電で失う電気
- 303.40kWh
- 蓄電池ありの得
- 152,738円/年
- 蓄電池なしの得
- 93,272円/年
- 蓄電池を足す増分
- 59,466円/年
- 自家消費率
- 57.84%
- 自給率
- 96.97%
- 受け皿が足りず売った電気
- 72.72kWh
※ 受け皿の上限に届いたのは10か月で、取りこぼしを拾うのに必要な追加は名容量側で0.25kWhぶんだけ。器は足りていて、足りていないのは夜の使い方(需要)です
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
東京
FIT期間中の売電24円/kWhの余剰を貯める(条件は同じ、買う単価31円)
- 太陽光パネル容量
- 5kW
- 蓄電池の名容量
- 9.5kWh
- 使える割合
- 80%
- 充放電効率
- 90%
- 売電単価
- 24円/kWh
- 買う単価
- 31円/kWh
- 蓄電池を足す増分
- 11,833円/年
- 蓄電池ありの得
- 195,923円/年
- 蓄電池なしの得
- 184,090円/年
- 放電量
- 2,730.60kWh
- 分岐する売電単価
- 27.90円/kWh
- 分岐する買う単価
- 26.67円/kWh
※ 同じ器・同じ使い方でも、失う売電収入が8.3円から24円に上がるだけで増分は年47,634円減ります。売る単価が27.90円を超えると蓄電池は電気代を増やしはじめます
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
東京
器を小さくしたまま載せ替える(名容量5kWh・使える割合80%)
- 太陽光パネル容量
- 5kW
- 蓄電池の名容量
- 5kWh
- 使える割合
- 80%
- 充放電効率
- 90%
- 売電単価
- 8.3円/kWh
- 買う単価
- 31円/kWh
- 蓄電池を足す増分
- 31,796円/年
- 放電量
- 1,460.00kWh
- 受け皿が足りず売った電気
- 1,343.32kWh
- 受け皿の上限に達した月数
- 12か月
- 必要な追加容量
- 名容量で4.60kWh
- 自家消費率
- 40.31%
- 自給率
- 67.57%
※ 5kWの発電に対して4kWhの器では、12か月すべてが上限になります。取りこぼした1,343.32kWhを拾うには名容量で4.60kWh、いまの9.5kWhより大きくしないと受け止められません
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
大阪
同じ条件で日射量の多い大阪にすると、器が常にいっぱいになる
- 太陽光パネル容量
- 5kW
- 地域
- 大阪
- 蓄電池の名容量
- 9.5kWh
- 使える割合
- 80%
- 充放電効率
- 90%
- 売電単価
- 8.3円/kWh
- 買う単価
- 31円/kWh
- 年間発電量
- 7,881.11kWh
- 蓄電池を足す増分
- 60,412円/年
- 放電量
- 2,774.00kWh
- 受け皿の上限に達した月数
- 12か月
- 受け皿が足りず売った電気
- 81.71kWh
- 自給率
- 97.97%
※ 東京では10か月だった上限が、大阪では12か月すべてに変わります。増分は945円しか伸びないので、日射が増えても夜の使い方が同じなら蓄電池の取り分は頭打ちです
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
⚠ 注意事項
- この計算は1年の発電量を使うのではなく、月ごとに「発電して、余って、貯めて、夜の使い方に乗るか」を順に潰してから足しています。年間合計だけの式だと、冬に余っていないのに夏に余った分で貯められることになって、蓄電池の効果を大きく見せます
- 使用電力量は毎月同じ日量で掛いています。月別の使用電力量割合を持つ一次資料を当サイトが逐字で確認できていないため、係数を自作して掛けていません。冬と夏で使い方が違う世帯は、検針値の月別平均で読み替えてください
- 使える割合80%・1日1往復・充放電効率90%は、国の試算が業務・産業用の前提で置いている係数です。家庭用の公表された一律値ではないので、持ち帰り見積もりの仕様書に書かれた実効容量と往復効率に必ず書き直してください
- 名容量9.5kWhは資源エネルギー庁の推計が「1台ぶん」と置いている容量と同じです。特定の機種を想定した値ではありません
- 蓄電池本体の購入費・設置費・交換費・待機電力・容量劣化は金額に入れていません。この増分が寿命のあいだに回収できるかは別ページで計算します
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
計算結果は入力された容量・日射量・使い方・係数にもとづく概算です。実際の発電量と電気代は、天候・遮蔽・モジュール温度・系統連系の制約・契約プランの時間帯別単価・燃料費調整額・再エネ賦課金・蓄電池の制御方式によって変わります。公表されている試算値と同じ形には限らない前提でご覧ください。
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出典・データソース
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よくある質問
- Q. 太陽光と蓄電池はいっしょに設置したほうがいいですか
- A. 電気代が減るかどうかは、昼に余った電気を受け止める器があるか、それを夜に使い切る当てがあるかで決まります。東京・太陽光5kW・1日11.84kWhを使う家で名容量9.5kWh(使える割合80%)を足すと、蓄電池なしより年59,466円増えます。同じ家でも名容量5kWhだと年31,796円に落ち、受け皿が足りずに年間1,343.32kWhを貯められません。逆に昼の直接使用を6kWh/日にすると増分は45,422円になり、器が余りはじめます
- Q. 卒FIT後に蓄電池を載せ替える価値はありますか
- A. 売電単価がいくつで売れていたかで効果の桁が変わります。太陽光5kW・買う単価31円・効率90%の家庭で、蓄電池を足して増える額は売電24円(FIT中)なら年11,833円、卒FIT後の8.3円なら年59,466円です。失う売電収入が下がるぶんだけ蓄電池の取り分が増えるので、載せ替えが効くのは卒FIT後側です
- Q. 蓄電池は電気代をいくら減らしますか
- A. このページは「蓄電池を足すことで増える額」を出しています。初期値の家では年59,466円です。同じ入力で余剰をそのまま夜に使える前提の簡易式を当てると、蓄電池ありの得は157,986円(増分で64,714円)になって、当ページの152,738円より5,248円大きく出ます。ただしこの差をロスだけでは説明できません。失う電気303.40kWhを買い直すと9,405円ぶんになって、差より大きくなるからです。簡易式は月ごとの器と夜の使い切りの上限を通さないので、売電へ残る電気の扱いも変わります。2つの式を比べるときは、放電量といくら売ったかを出している方を使ってください
- Q. 何kWhの蓄電池を選べばいいですか
- A. 夜の使い切る量と、昼に実際に余る量の少ない方を目安にしてください。初期値の家では夜の必要量が年2,861.60kWh、名容量9.5kWh・使える割合80%の器は1日に7.60kWhぶんなので、器が上限に達する月は10か月あります。それでも受け皿が足りずに売った電気は年72.72kWh、追加に必要な容量は名容量で0.25kWhぶんです。この家では器を増やしても増分はほぼ動きません