太陽光月間発電量計算
地域(東京・大阪・福岡)と月を選び、気象庁の月別日射量からその月の発電量を試算。5月と12月の差など季節差を確認できます。
計算ツール
設置条件を入力する
地域と月を選ぶと、その月の日射量から月間発電量を出します。
気象庁 2025年の年平均値を持つ3地点です
その月の日数で計算します
定格容量(システム容量)を入力
0 のままなら損失なしの理論値
この月の見込み発電量(損失率を差し引き後)
684.6kWh
- 1日の見込み発電量
- 22.1kWh
- この月の理論値(損失なし)
- 684.6kWh
- 1日の理論値(損失なし)
- 22.1kWh
- この月に失われる電力量
- 0.0kWh
計算に使う値
- 地域 東京
- 日射量 4.42kWh/㎡/日(5月・1日あたり)
- 月の日数 31日
- システム損失率 0.0%
計算式
変数の意味
| 記号 | 意味 | 単位 |
|---|---|---|
| kW | パネル容量(システム容量)。定格値の合計を入れます | kW |
| H | 選んだ月の1日あたり日射量。気象庁の月平均値(1日あたり) | kWh/㎡/日 |
| L | システム損失率。既定は 0 で、損失を差し引かない理論値になります | % |
| D | その月の日数(1月=31、2月=28、4月=30 …) | 日 |
なぜ「容量 × 日射量」だけで月の発電量になるのか
太陽光パネルの定格容量は、日射量1kW/㎡の光を当てたときの出力として決まっています。1kWのパネルは1kW/㎡が1時間続けば1kWh出すので、「日射量4.42kWh/㎡の1日」なら1kWあたり4.42kWhという定義から出る等式になります。
だから5kWのパネルなら 5 × 4.42 = 22.1kWh/日、31日ある5月なら 684.6kWh/月です。この等式は製品の性能差に依存しないので、メーカーや機種ごとの係数を置かずに計算できます。
月によってこれだけ違う(東京2025年)
同じ5kWのパネルでも、月の日射量で発電量は大きく変わります。
- 5月(15.9MJ/㎡/日)→ 684.6kWh/月
- 12月(8.5MJ/㎡/日)→ 366.0kWh/月
5月が12月の約1.9倍です。この差は日照時間と太陽の高度の差によるものです。年間の金額を考えるときは、この季節の波をならした年平均値だけでなく、月別の内訳を見ておくほうが実態に近くなります。
日射量の単位と読み方は日射量データベースの単位にまとめてあります。1kWh=3.6MJなので、気象庁のMJ/㎡の値をそのまま掛けると結果が3.6倍になります。
気象庁の月平均値は「1日あたり」
気象庁の表題は「月平均値」ですが、中身は1か月の合計ではなく1日あたりの平均です。ここを取り違えると月間発電量が約30分の1になります。
東京の2025年7月は21.6MJ/㎡/日で、これを31日ぶんに積み上げると月間930.0kWh(5kW・損失0)です。1か月合計として読んでしまうと、1日分しか計算していない現実離れした値になります。
システム損失率を既定で 0 にしている理由
現実のシステムは定義どおりには出ません。影・配線ロス・パワーコンディショナの変換・温度上昇による出力低下で、理論値より少なくなります。ただしこの減少分は製品と設置条件で変わる経験値です。NEDO・資源エネルギー庁・太陽光発電協会のいずれにも、一律に当てられる公表係数を確認できませんでした。
確認できていない値を既定に入れることはしないので、損失率の既定は 0(損失を差し引かない理論値)にしてあります。結果には理論値と見込み値を両方出し、15%を入れると東京5月の例では684.6kWh/月が581.9kWh/月になり、差の102.7kWhが失われた分です。
方位・傾斜角を入れていない理由
斜面日射量はNEDO MONSOLA-20が持っていますが、閲覧システムが動的生成で、地点別の値を取得できませんでした。取得できていない係数を置いて「南向き30度なら○%減」と書くことはしません。このツールは水平面日射量だけを受け取り、方位と傾斜角の影響はシステム損失率の側でご自身が見積もって入れる形にしてあります。
計算結果の使い方
月間発電量は、そのままでは「どのくらい得か」を教えてくれません。自宅で使う分と売る分に分けて、はじめて金額になります。
- 自宅で使った分 → 買わずに済んだ電気代が浮きます。自家消費率と自給率の違いでは、発電量と自家消費電力量から節約額と売電収入をまとめて出せます。
- 売った分 → FITの売電単価が掛かります。住宅用(10kW未満)は調達期間10年で、前半4年と後半6年で単価が違います。売電単価の年度別一覧で年度と年数を確認してください。
12か月の合計と季節の波をまとめて見たいときは太陽光年間発電量計算が、年平均値1つから年間を出すなら太陽光発電量計算が使えます。
日本での計算例
東京
5kW・5月・システム損失率0
- パネル容量
- 5.00kW
- 日射量
- 15.9MJ/㎡/日(4.42kWh/㎡/日)
- システム損失率
- 0.0%
- 月の日数
- 31日
- 理論値(1日)
- 22.1kWh
- 理論値(月間)
- 684.6kWh
※ 気象庁 東京の2025年5月の月平均値(15.9MJ/㎡)を3.6で割って換算しています
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
東京
同じ5kW・12月・システム損失率0
- パネル容量
- 5.00kW
- 日射量
- 8.5MJ/㎡/日(2.36kWh/㎡/日)
- システム損失率
- 0.0%
- 月の日数
- 31日
- 理論値(1日)
- 11.8kWh
- 理論値(月間)
- 366.0kWh
※ 5月の684.6kWhと比べると、日照の短い12月は約47%少なくなります
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
東京
5月にシステム損失率15%を当てた場合
- パネル容量
- 5.00kW
- 日射量
- 15.9MJ/㎡/日(4.42kWh/㎡/日)
- システム損失率
- 15.0%
- 月の日数
- 31日
- 見込み(月間)
- 581.9kWh
- 理論値(月間)
- 684.6kWh
- 失われた電力量
- 102.7kWh
※ 理論値と見込みの差は月間102.7kWhで、率にして15%ぶんそのまま減ります
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
3地点比較
7月の日射量と月間発電量(5kW・損失0)
- 東京 7月
- 21.6MJ/㎡/日
- 大阪 7月
- 24.0MJ/㎡/日
- 福岡 7月
- 23.2MJ/㎡/日
- 東京
- 6.00kWh/㎡/日・月間930.0kWh
- 大阪
- 6.67kWh/㎡/日・月間1,033.3kWh
- 福岡
- 6.44kWh/㎡/日・月間998.9kWh
※ 同じ7月でも大阪は東京より約11%多く発電します
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
⚠ 注意事項
- 日射量は気象庁の東京・大阪・福岡(2025年)の月平均値を収録しています。ほかの地域・年は気象庁やNEDOの日射量データベースから、ご自身の地点の値を入れてください。
- 気象庁の表題は「月平均値」ですが、中身は1か月の合計ではなく1日あたりの平均です。合計として扱うと月間発電量が約30分の1になります。
- システム損失率の既定は 0 です。公表された一律の係数を確認できなかったためで、影・配線・パワーコンディショナの変換・温度上昇による出力低下は、ご自身の設置条件で見積もって入れてください。
- 方位と傾斜角は計算に入っていません。水平面日射量だけを受け取り、斜面の違いは損失率の側で織り込む形にしてあります。
- 月ごとの日数は2月=28日で固定しています(うるう年の29日には対応していません)。
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
計算結果は入力されたパネル容量・月別日射量・損失率に基づく概算です。実際の発電量は設置方位・傾斜角・影・気温・経年劣化によって異なります。
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出典・データソース
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よくある質問
- Q. 5kWの太陽光で5月と12月ではどれくらい発電量が違いますか
- A. 東京の2025年の値で比べると、5月(日射量15.9MJ/㎡/日)は月間684.6kWh、12月(8.5MJ/㎡/日)は366.0kWhです。5月が12月の約1.9倍です。同じ5kWでも月によってこれだけ差が出るので、年間の売電収入や電気代の削減額を見積もるときは月別の内訳を見ておくのが安全です。
- Q. 月間発電量と年間発電量の計算はどう使い分けますか
- A. 月間発電量は「ある月にどれだけ出るか」を深掘りしたいときに、年間発電量は「12か月の合計と季節の波」を見たいときに使います。月ごとの日射量を1つずつ足し合わせた合計が年間発電量になるので、両者の計算式は同じです。年間発電量計算は12か月ぶんを一括で合算します。
- Q. なぜ東京・大阪・福岡の3地点しか選べないのですか
- A. 気象庁のページから月別の日射量を確実に取得できたのがこの3地点だったからです。取得できていない地点の値を推定して並べることはしていません。ほかの地点は気象庁やNEDOの日射量データベースからご自身の地点の値を確認してください。
- Q. 方位や傾斜角は計算に入りますか
- A. 入りません。このツールは水平面日射量だけを受け取ります。斜面日射量はNEDO MONSOLA-20が持っていますが、地点別の値を取得できなかったため、確認できていない係数を置くことはしていません。南向き・傾斜30度などの影響はシステム損失率の側で見積もって入れてください。
- Q. 月間発電量が分かると次に何が計算できますか
- A. 自宅で使う分と売る分に分けると、電気代の節約額と売電収入が出ます。自家消費した分の価値は電力量料金・燃料費調整額・再エネ賦課金の3層を合わせた額になる点に注意してください。売電した分の単価はFITの年度別・調達期間で変わります。