EV航続距離計算
総電力量・実際に放電に使える割合・電費から1充電で走れる距離を計算し、メーカー公表の一充電走行距離との差も出します。
計算ツール
総電力量 × 実際に使える割合 ÷ 電費 で、1充電の走行可能距離を出す
カタログの航続距離は試験条件の値で、日常の充電で動かせる区間はそれより短くなります。 この画面は 総電力量(kWh)・実際に放電に使える割合(%)・電費(km/kWh)から 使える電力量と走れる距離を出し、メーカー公表の一充電走行距離を置きに出している場合はその差(km)と率(%)まで同じ画面に出します。
公式諸元 74.7kWh・一充電走行距離 746km(WLTCモード)。充電時間は「約28分(満充電量の10%から80%まで)」で条件は電池温度約25度・150kW
主要諸元の「総電力量」です。使用可能容量を公表していない車もあるので、ここでは使える割合のほうを入力値で動かします
SUBARU とトヨタが急速充電時間を測る条件「満充電量の10%から80%まで」での割合。日常の足し充電で動く区間に近い
満充電から使い切るまでなら 100、10%から80%なら 70 を入れます
車の公表WLTC側は 距離 ÷ 容量 の電費がそのまま入ります。実走で測った値がある場合は「その他」で入れてください
9.99km/kWh は 746km ÷ 74.7kWh の公表値から出した電費です
車の候補と同じ車を選ぶと口径がそろいます。ほかのページで見た公表値と突き合わせたいときは「その他」で直接入れてください
「比較しない」にすると差と率の行は出ません
1充電で走れる距離(74.7kWh の 70% を 9.99km/kWh で走る)
522km
74.7kWh × 70% = 52.29kWh、52.29kWh × 9.99km/kWh = 522km
- 実際に使える電力量
- 52.29kWh
- この電費を Wh/km に直すと
- 100.1Wh/km
- 1kWh で走れる距離
- 9.99km/kWh
メーカー公表の一充電走行距離との差
比較先を選ぶと、計算距離との差(km)が出ます
計算距離が公表距離の何%にあたるかが出ます
公表一充電走行距離は WLTCモードという定められた試験条件での値で、メーカーは「お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて値は大きく異なります」と注記しています。上の計算は入力した電費と使える割合から出した距離なので、公表値と同じになりません。どちらの口径で見たかを並べて持つための比較行です
総電力量そのまま(100%)はカタログの一充電走行距離を再現する口径です。普段 10%から80% しか使わない運用では、使える電力量は全体の70%ぶんになります。SUBARU とトヨタが急速充電時間を公表するときの条件も「満充電量の10%から80%まで」で、この区間が日常の足し充電に近いため候補に置いてあります
ここでの距離は、入力した電費と使える割合から出る計算値です。実際の走行では気温・エアコン・渋滞・走行モードで電費が変わり、 EV 充電サービスの解説記事でも「高速走行と冬季は電費が20〜40%程度悪化」と書かれています。 日常の足し充電では満充電まで使わないため、その日の到達点はここより短くなりがちです
計算式
変数の意味
| 記号 | 意味 | 単位 |
|---|---|---|
| C | 総電力量 kWh。メーカーの主要諸元に載る値で、使用可能容量を公表していない車もあります | kWh |
| U | 実際に放電に使える割合 %。満充電から使い切るまでなら100、10%から80%の運用なら70を入れます | % |
| E | 電費 km/kWh。車の候補を選ぶと公表WLTC距離 ÷ 総電力量の値が自動で入り、実電費や自分の実測値にも替えられます | km/kWh |
| R | 比較先に入れるメーカー公表の一充電走行距離 km。「比較しない」にすると差と率の行は出ません | km |
距離は「使える電力量 × 電費」でしか決まらない
カタログの一充電走行距離は総電力量で語られがちですが、実際に走れる距離は、この3つを掛け算するしか決まりません。
総電力量(kWh) × 使える割合(%) = 実際に動く電力量
実際の電力量 × 電費(km/kWh) = 走れる距離
74.7kWh × 70% = 52.29kWh → × 9.99km/kWh = 522km
「EV航続距離計算」で検索すると、上位10件は電費の説明ページと「200〜600kmの目安」を並べた一覧に割れていて、この3入力から距離を出す計算機は見当たりませんでした。リッター換算のツール(ev-calc.app)は電費を km/L に直す側、太陽光会社のシミュレーションは自社サービスの ROI 計算で、どちらも距離を出しません。この画面は距離と、**公表一充電走行距離との差(km)と率(%)**まで同じ結果表示に入れています。
使える割合をどこに置くかで生活距離が決まる
SUBARU とトヨタが急速充電時間を公表するときの条件は「満充電量の10%から80%まで」です。この区間は日常の足し充電に近いので、初期値は70%にしています。
| 使える割合 | ソルテラ FWD(74.7kWh・9.99km/kWh) | 公表746kmとの差 |
|---|---|---|
| 100%(総電力量のまま) | 74.70kWh・746km | 0km(100.0%) |
| 80%(10%から90%) | 59.76kWh・597km | 149km短い(80.0%) |
| 70%(10%から80%) | 52.29kWh・522km | 224km短い(70.0%) |
使える割合を100%にすると公表値がそのまま再現します。ここで口径の一致を確認してから、実際に使う区間の距離を見る — この画面の検算順はそこです。電費の単位の話はEV電費とは、Wh/km ⇄ km/kWh の換算式はEV電費計算に置いてあります。
公表値どうしが合わない車では、差を事実として出す
BYD SEAL は同じ公式ページに 総電力量82.56kWh・一充電走行距離640km・交流電力量消費率148Wh/km を載せています。ところが距離 ÷ 容量から電費を作ると 7.75km/kWh で640km、消費率148Wh/km から距離を作ると 558km(差82km、87.2%)です。
日産 リーフ B5 S も 55kWh・118Wh/km・521km という公表値の組み合わせで、118Wh/km 側から作ると466.2km になり、距離の公表値と54.8km合いません。この論点は他社ページでも指摘されていて、「容量と消費率と航続距離は同じ式でつながっていないことがある」という実例です。メーカーが差の理由を説明していないので、このページも理由を書きません(D24)。口径を分けて両方出し、どちらの値を使ったかを画面に出し続けます。
実測の幅はどれくらい開くか
新電力のエネットは、日産リーフ40kWhタイプを自社で走らせた実測として「フル充電で200〜260kmが目安」を公表しています(当社調べの参考値という注記つき、2020年8月の実測)。40kWhのまま電費だけを5.00km/kWhと6.50km/kWhに振れると、この画面は200kmと260kmを出します。つまり同じ容量でも電費の振れ幅が60km分の距離差です。回生充電のあとの車内表示では286kmと出ていた、という記載も同じページにあります。
車種別の公表値・実測・逆算の3列はEV充電・電費データに並べてあります。
距離から先は、電気代と充電時間で見る
航続距離が出ても、その距離を走る料金は別の計算です。月と年の電気代はEV電気代計算、1充電ぶんの金額と充電プランはEV充電料金計算、満充電までの時間はEV充電時間計算、ガソリン車との燃料費差はEV vs ガソリン車比較に出しています。維持費全体(税金・保険・車検を含む)の口径別の並びはEV維持費比較です。
日本での計算例
全国共通
①初期値。SUBARU ソルテラ ET-SS FWD を10%から80%の運用で走れる距離として出す
- 総電力量
- 74.7kWh(ソルテラ ET-SS FWD・公表WLTC距離746km)
- 使える割合
- 70%(急速充電の公表条件と同じ区間)
- 電費
- 9.99km/kWh(746km ÷ 74.7kWh の公表WLTC換算)
- 公表一充電走行距離
- 746km
- 実際に使える電力量
- 52.29kWh
- 走れる距離
- 522km
- この電費をWh/kmに直すと
- 100.1Wh/km
- 公表距離との差
- 224km短い
- 計算距離は公表距離の
- 70.0%
※ 使える割合を70%に立てば距離も70%ぶんになります。SUBARUとトヨタが急速充電時間を公表するときの条件は「満充電量の10%から80%まで」で、この区間が日常の足し充電に近いので初期値にしています
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
全国共通
②同じ車を100%口径にすると公表値が再現するかの検算
- 総電力量
- 74.7kWh
- 使える割合
- 100%(総電力量のまま)
- 電費
- 9.99km/kWh(上の車の公表WLTCから換算)
- 公表一充電走行距離
- 746km
- 実際に使える電力量
- 74.70kWh
- 走れる距離
- 746km
- 公表距離との差
- 0km
- 計算距離は公表距離の
- 100.0%
※ 総電力量のまま・公表WLTC換算の電費なら、計算距離は公表一充電走行距離とぴったり一致します。ここで一致することを確認してから、①のような「実際に使う区間」の距離を見るのがこの画面の使い方です
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
全国共通
③公表値どうしが食い違う例。BYD SEAL の総電力量と交流電力量消費率
- 総電力量
- 82.56kWh
- 使える割合
- 100%
- 電費
- 6.76km/kWh(公表の交流電力量消費率 148Wh/km から換算)
- 公表一充電走行距離
- 640km
- 実際に使える電力量
- 82.56kWh
- 走れる距離
- 558km
- この電費をWh/kmに直すと
- 148.0Wh/km
- 公表距離との差
- 82km短い
- 計算距離は公表距離の
- 87.2%
※ 同じ車の公表値2つから距離を作ると558km、公表の640kmとは82km違います。距離÷容量の電費7.75km/kWhを使うと640kmになり差は0です。メーカーはこの差の理由を公表していないので、この画面は理由を書かず、どちらの口径で出したかを表示します
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
全国共通
④走行モードを実電費に置き換える。BYD SEAL の高速道路モード
- 総電力量
- 82.56kWh
- 使える割合
- 100%
- 電費
- 6.45km/kWh(公表の高速道路モード 155Wh/km から換算)
- 公表一充電走行距離
- 640km(WLTCモード)
- 実際に使える電力量
- 82.56kWh
- 走れる距離
- 533km
- この電費をWh/kmに直すと
- 155.0Wh/km
- 公表距離との差
- 107km短い
- 計算距離は公表距離の
- 83.2%
※ EV充電サービス側の解説には「高速走行と冬季は電費が20〜40%程度悪化」という記載があります。SEAL の公式モード別値でも高速は WLTC の148Wh/km に対して155Wh/km で、そのぶん距離は縮みます
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
全国共通
⑤実測幅で見る。日産 リーフ 40kWhタイプを自分の実測電費で
- 総電力量
- 40kWh(その他選んで手入力)
- 使える割合
- 100%
- 電費
- 5.00km/kWh と 6.50km/kWh(実測の幅の両端)
- 公表一充電走行距離
- 比較しない
- 電費5.00km/kWhのとき
- 40.00kWh・200km・200.0Wh/km
- 電費6.50km/kWhのとき
- 40.00kWh・260km・153.8Wh/km
- 差
- 同じ40kWhで60km
※ 新電力のエネットは日産リーフ40kWhタイプを自社で走らせた実測で「フル充電で200〜260kmが目安」と公表しています(当社調べの参考値という注記つき、2020年8月実測)。上の2行はその幅を電費に直したもので、同じ容量でも電費の振れ幅が60km分の距離差になります
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
全国共通
⑥駆動方式の違う車を同じ運用条件で並べる。ソルテラ AWD を10%から90%の運用で
- 総電力量
- 74.7kWh(ソルテラ AWD・公表WLTC距離687km)
- 使える割合
- 80%(10%から90%まで)
- 電費
- 9.20km/kWh(687km ÷ 74.7kWh の公表換算)
- 公表一充電走行距離
- 687km
- 実際に使える電力量
- 59.76kWh
- 走れる距離
- 550km
- この電費をWh/kmに直すと
- 108.7Wh/km
- 公表距離との差
- 137km短い
- 計算距離は公表距離の
- 80.0%
※ 同じ74.7kWhでも FWD は746km、AWD は687kmで電費が9.99と9.20に分かれます。使える割合を揃えても距離は違うので、車種の選択と電費の口径はセットで選ぶ必要があります
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
⚠ 注意事項
- 総電力量そのまま(100%)はカタログの一充電走行距離を再現する口径です。実際に使い切れる容量とは別物なので、この画面では「使える割合」を入力値として動かし、どちらの口径で出した距離かを常に出し続けます
- SUBARUとトヨタが急速充電時間を公表するときの条件は「満充電量の10%から80%まで」です。70%という候補はそこから来ていて、日常の足し充電の運用に近い区間として置いてあります
- 公表一充電走行距離はWLTCモードという定められた試験条件の値で、メーカーは「お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて値は大きく異なります」と注記しています。差が出る理由をメーカーが説明していない場合は、このページも理由を書きません
- 同じ車の公表値どうしが合わないケース(BYD SEAL、日産リーフB5 S)は他社ページでも同じ論点として指摘されています。この画面は差を事実として出し、口径を分けて並べるまでに留めています
- バッテリー容量の逆算(走りたい距離から必要な容量を出す)は別の計算です。このページは容量・割合・電費から距離を出す側、公表値との差を見る側に主語を置いています
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
計算結果は入力された総電力量・使える割合・電費に基づく概算です。実際の航続距離は気温、バッテリー温度、エアコン使用、渋滞、走行モード、充電状態、回生ブレーキの調整で変わります。メーカー公表の一充電走行距離は定められた試験条件(WLTCモード)での値で、実走を保証するものではありません。
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出典・データソース
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EVの充電 - EV充電の方法・時間・料金を解説|SUZUKI EV Portalアクセス日:2026-10-05
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- B
よくある質問
- Q. EVの航続距離はどう計算しますか
- A. 実際に使える電力量(kWh)= 総電力量 × 放電に使える割合、走れる距離(km)= 実際に使える電力量 × 電費(km/kWh)です。電費は1kWhあたり何km走れるかの値なので、電力量に掛けて距離を出します。たとえば74.7kWh × 70% = 52.29kWh、52.29kWh × 9.99km/kWh = 522km。総電力量と使える割合で電力量が決まり、そこに電費を掛けて距離が出ます
- Q. カタログの航続距離より実際は短いですか
- A. 入力する口径で変わります。総電力量を100%のまま、公表WLTCから換算した電費で計算するとカタログと同じ距離になります。短くするのは普段の運用で使い切らない部分(10%から80%なら70%ぶん)と、実電費が試験条件より悪くなる分で、この画面はそれを分けて出します
- Q. 公表の一充電走行距離と計算距離が違うのはなぜですか
- A. 公表値は定められた試験条件での値で、計算側は入力した電費と使える割合からの値だからです。加えて、同じ車の公表値どうしが合わないケースもあります。BYD SEAL は82.56kWh・640km・148Wh/kmを同じ公式ページに載せていますが、148Wh/km側から距離を作ると558kmで82kmの差が出ます。メーカーはこの差の理由を公表していません
- Q. 冬や高速だと航続距離はどれくらい減りますか
- A. EV充電サービスの解説には「高速走行と冬季は電費が20〜40%程度悪化」とあります。この画面では電費の欄に自分の実測値を入れて減ったぶんを確かめられます。BYD SEALの公式モード別値なら高速155Wh/km(6.45km/kWh)で533km、WLTCの148Wh/km側なら558kmです
- Q. 航続距離から必要なバッテリー容量は出せますか
- A. この画面は容量・割合・電費から距離を出す側です。走りたい距離から必要な電力量を逆算する見方が必要なら、同じ入力の別方向の計算になります。距離を出してから、その距離を走るための1か月の電気代はEV電気代計算で計算できます