EV充電時間計算
バッテリー容量・現在SOC・目標SOC・充電器出力から理論充電時間を計算。
計算ツール
車と充電器を選んで、現在SOCから目標SOCまでの充電時間を出す
「EV充電時間」を調べると、容量を出力で割った数字と、メーカー公式の「約28分(10%から80%)」が 別々に並んでいます。この画面は現在SOCと目標SOCを入力に取るので、停車している実際の時間を どちらの口径でも出せます。車のプリセットを選ぶと、公表時間から平均の受電功率も逆算します。
公式諸元 74.7kWh・一充電走行距離 746km(WLTCモード)。充電時間は「約28分(満充電量の10%から80%まで)」で条件は電池温度約25度・150kW
メーカー公表の総電力量です。実際に使える容量とは違うことがありますが、その差はこの画面では扱いません
車のプリセットを選ぶと一充電走行距離から自動で入ります。手入力のときの電費の口径は EV電費計算 のページで確認できます
メーターの残り%で構いません。初期値の10%は、メーカーが急速充電時間の公表に使っている出発点です
80%なのは急速充電が終盤に遅くなるからで、メーカーの公表区間も10%から80%です。100%にすると下の概算時間も伸びます
経産省「高速では90kW・150kWを設置するなど、充電器を高出力化し、充電時間を短縮」。SUBARU とトヨタが充電時間の公表条件にしているのも 150kW
急速充電器には 50kW や 62kW の古い設備もあります。充電器本体に書かれた定格kWを「その他」で入れてください
目標SOCまでに入れる電力量(10%から80%)
52.29kWh
74.7kWh × (80% − 10%) ÷ 100 = 52.29kWh
- 150kWで入れた場合の理論時間
- 20.9分
- (0.35時間)
- 計算式
- 52.29kWh ÷ 150kW × 60 = 20.9分
- 回復する航続距離
- 522.2km
- 52.29kWh × 9.99km/kWh
SUBARU ソルテラ ET-SS(FWD) の公表値から平均受電功率を逆算
公表 約28分(10%から80%・150kW)で受けた電力量 52.29kWh ÷ 0.467時間 = 平均 112.05kW
定格 150kW に対して 74.7%。同じ区間を定格で割ると 20.9分 なので、公表値より 7.1分 長くかかります
目標SOC(10%→80%)までをこの平均功率で概算すると 28.0分。80%を超える区間はさらに遅くなるので、これは短側の目安です
急速充電の出力は一定ではありません。メーカーの公表値は「駆動用電池温度が約25度」「複数台同時充電では出力抑制される」などの条件つきで、夏季・冬季は変わるとも書かれています。ここでの平均受電功率は、公表時間と公表容量から逆算した値です
この画面は 受電する電力量 ÷ 充電器の定格功率 という形だけで計算しています。交流を直流に変換するときのロス、バッテリー保護のための出力低下、充電器側の待機時間は入れていないので、実際の手取り時間はここより長くなることがあります
計算式
変数の意味
| 記号 | 意味 | 単位 |
|---|---|---|
| C | 総電力量 kWh。メーカーの主要諸元に載っている容量で、使い切れる容量(使用可能容量)とは別の数字です | kWh |
| soc1・soc2 | 充電開始時の SOC と目標 SOC。「20%から80%」のように区間入力するのが実際の停車時間と合います | % |
| P | 充電器の定格出力 kW。家庭の普通充電は 3kW・6kW、公共の急速は 90kW・150kW が公表されている規格側の値です | kW |
| t | 公表されている充電時間 分。SUBARU とトヨタは「10%から80%まで約28分」の形で区間つきで公表しています | 分 |
| d | 電費 km/kWh。プリセットを選ぶと一充電走行距離 ÷ 総電力量 から自動で入ります | km/kWh |
公表の28分と、定格で割った20.9分はどちらが正しいのか
「EV充電時間」を調べると、容量を充電器の出力で割った数字と、メーカーが載せている「約28分(10%から80%)」が別々に並んでいます。2つは矛盾しているように見えますが、平均の受電功率を出せば同じ数字になります。
SUBARU ソルテラ(ET-SS FWD)は公式に総電力量 74.7kWh・一充電走行距離 746km・「満充電量の10%から80%まで 約28分(150kW出力の急速充電器を使用した場合)」を載せています。10%から80%は 74.7 × 0.7 = 52.29kWh。これを 28分で割ると 52.29 ÷ (28 ÷ 60) = 平均 112.05kW で、名目の 150kW に対して 74.7% です。つまり最後の 20% に届く前から出力は落ちていて、公式値そのものがそれを示しています。
| 口径 | 受電する電力量 | 時間 | 平均受電功率 |
|---|---|---|---|
| 定格 150kW で割る | 52.29kWh | 20.9分 | 150kW(仮定) |
| メーカー公表値 | 52.29kWh | 約28分 | 112.05kW |
この画面は両方を同じ入力セットで出します。**定格で割った時間と公表情報の差(この例では 7.1分)が、そのまま「出力が落ちた分」**として読めます。
現在SOCと目標SOCを入れる理由
満充電までの時間を出しても、停車時間はそこでは決まりません。実務上は「残 20% から 80% まで」「夜間 30% から翌朝 100%」のように区間で決まるので、この計算機は現在 SOC と目標 SOC を常に入力に取ります。
初期値の 10% から 80% を 3kW の家庭用普通充電で入れると 52.29 ÷ 3 × 60 = 1,045.8分(約17.4時間) です。自宅の 3kW では一晩では入らないということが、同じ画面の 150kW の 20.9分 と並んで見えます。スズキの解説は、毎日の走行が 100km 未満なら「3kWでの充電を8時間」で足りるとしています。8時間 × 3kW = 24kWh 分で、電費 6km/kWh なら 144km です。
車のプリセットに入れる車・入れない車
プリセットは、総電力量と一充電走行距離を同じページで公表している車だけにしています。
- SUBARU ソルテラ ET-SS FWD:74.7kWh・746km・約28分(10%から80%)
- SUBARU ソルテラ ET-SS AWD/ET-HS AWD:74.7kWh・687km・約28分
- BYD SEAL:82.56kWh・640km(急速時間の kW 表記が無いため公表時間は入れていません)
- BYD SEAL AWD:82.56kWh・575km
トヨタ bZ4X は「満充電で最大746km」「約28分で80%まで充電できる急速充電」を公表していますが、同じページにバッテリー容量(kWh)の表記がありません。容量のない車は総電力量を手入力してください。公表値同士を掛け合わせて作らないのがこのページの約束です。
充電が伸びる条件は公式の注記側に書いてある
スバルは条件として「駆動用電池温度が約25度のときに150kW出力の急速充電器を使用した場合」「充電器の仕様、周辺の環境温度、バッテリーの残量によって充電時間や充電可能容量が異なる場合が有ります」「特に夏季・冬季には充電時間が変化する場合がございます」を挙げています。トヨタは「急速充電器(スタンド)が複数台同時充電する場合など、出力抑制され充電時間が長くなる場合があります」。
経産側の公表では、急速充電は 90kW 以上への高出力化が進み、高速道路では 90kW・150kW の設置が進められています。同じ 10%から80% でも、器が 90kW なら時間は 1.67倍 伸びます(52.29 ÷ 90 × 60 = 34.9分)。
金額が必要なら料金計算へ、電費が見たいなら電費計算へ
この画面は時間・電力量・回復航続距離だけを出します。円が欲しいときは、受電功率で実質の円/kWh に換算するEV充電料金計算へ。車の電費そのものを km/kWh・Wh/km・円/km で並べたいときはEV電費計算を使ってください。単位の違いをまとめて読むならEV電費 とは、 充電の公式値・実電費のデータはEV充電・電費データに寄せてあります。
日本での計算例
全国共通
①初期値。ソルテラ ET-SS FWD を 10%から80%まで 150kW の急速充電器で受ける
- 総電力量
- 74.7kWh
- 現在SOC
- 10%
- 目標SOC
- 80%
- 充電器
- 150kW
- 電費
- 9.99km/kWh(746 ÷ 74.7)
- 受電する電力量
- 52.29kWh
- 定格で割った理論時間
- 20.9分(0.35時間)
- メーカー公表値
- 約28分
- 公表から逆算した平均受電功率
- 112.05kW
- 定格150kWに対する率
- 74.7%
- 理論時間との差
- 7.1分
- 回復する航続距離
- 522.2km
※ スバルの公表条件は「駆動用電池温度が約25度のときに150kW出力の急速充電器を使用した場合」で、「特に夏季・冬季には充電時間が変化する場合がございます」と注記されています
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
全国共通
②自宅の普通充電。容量40kWhの車を 20%から80%まで 3kW で充電する
- 総電力量
- 40kWh
- 現在SOC
- 20%
- 目標SOC
- 80%
- 充電器
- 3kW
- 電費
- 6km/kWh
- 受電する電力量
- 24kWh
- 充電時間
- 480分
- 時間に直すと
- 8.00時間
- 回復する航続距離
- 144km
※ スズキの公式は「毎日の走行距離が100km未満であれば、就寝中などに充電しておくことで、その日使った分の電気は充電できます」で、注に「3kWでの充電を8時間行なった場合を想定」とあります。24kWh分=144km なので、100km には収まります
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
全国共通
③満充電まで入れる。ソルテラを 10%から100%まで、平均112.05kWで受ける
- 総電力量
- 74.7kWh
- 現在SOC
- 10%
- 目標SOC
- 100%
- 平均受電功率
- 112.05kW
- 受電する電力量
- 67.23kWh
- 定格150kWなら
- 26.9分
- 平均112.05kWなら
- 36.0分
- 差
- 9.1分
※ 80%を超える最後の区間はさらに出力が落ちるのが普通なので、36.0分は短側の目安です。定格で割る計算と平均功率で割る計算が画面内で並ぶのはこの差を見るためです
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
⚠ 注意事項
- 充電時間は 受電する電力量 ÷ 充電器の出力 で計算しています。実際には充電曲線(SOCが上がるほど出力が下がる)と温度制御で長くなるため、この画面の理論時間は短側の値です
- 車のプリセットはメーカー公表の総電力量と一充電走行距離(WLTCモード)を使っています。一充電走行距離は試験条件の値で、トヨタも「使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて値は大きく異なります」と注記しています
- トヨタ bZ4X は公式に「満充電で最大746km」「約28分で80%まで充電できる急速充電」を載せていますが、同じページにバッテリー容量(kWh)の表記が無いため、プリセットにしていません。容量が不明の車は総電力量を手入力してください
- 家庭の普通充電は 3kW・6kW、V2H は 6kW がスズキの公式解説に並ぶ条件です。急速側は経産省の公表で 90kW 以上への高出力化、高速道路では 90kW・150kW の設置が進むとされています
- 充電のロスのうち、交流を直流に変換するときの変換損はこの計算に入れていません。口径の違う専用ページと混同しないため、あえて理論値だけで通しています
試算例であり、実際の結果を保証するものではありません。
計算結果は入力された総電力量・SOC・充電器の定格出力に基づく概算です。実際の充電時間はバッテリー温度、SOC区間、充電器の同時使用による出力抑制、車両側の受電制御によって大きく変わります。メーカー公表値は定められた試験条件での値です。
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出典・データソース
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[eneos-chargeplus-price] ENEOS(ENEOS Charge Plus)
ご利用料金|ENEOS Charge Plus(ENEOSチャージプラス)アクセス日:2026-10-05
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[suzuki-ev-portal-charge] スズキ(SUZUKI EV Portal)
EVの充電 - EV充電の方法・時間・料金を解説|SUZUKI EV Portalアクセス日:2026-10-05
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- B
- C
- B
よくある質問
- Q. EVの充電時間はどれくらいですか
- A. 充電器の出力と入れる電力量で決まります。総電力量74.7kWhの車を10%から80%まで受ける場合、定格150kWで割った理論時間は20.9分ですが、SUBARUとトヨタの公表値は約28分です。公表値から逆算すると平均の受電功率は112.05kWで、定格の74.7%。3kWの普通充電なら同じ区間に1,045.8分(約17.4時間)かかります
- Q. 急速充電は28分と30分、どちらが本当ですか
- A. どちらも「10%から80%まで」の区間を指す数字として整合します。メーカーの公表値は区間つきで、最後の20%に入る前から出力が下がり始めるため、満充電までの時間は28分よりかなり長くなります。この画面は現在SOCと目標SOCを入力にするので、停車する実際の時間に合わせて計算できます
- Q. 自宅の充電器で何時間かかりますか
- A. 容量40kWhの車を20%から80%まで充電すると24kWh分です。3kWなら480分(8.00時間)、6kWなら240分(4.00時間)。スズキは「3kWでの充電を8時間行なった場合」を想定して、毎日の走行距離が100km未満なら就寝中の充電で足りるとしています。V2Hは6kW充電が条件です
- Q. 充電時間が伸びる原因は何ですか
- A. 主にバッテリー温度、SOC区間、充電器の出力抑制です。スバルは「電池温度が約25度のとき」と「夏季・冬季には充電時間が変化する」を公表条件に書いています。トヨタは「急速充電器(スタンド)が複数台同時充電する場合など、出力抑制され充電時間が長くなる場合があります」としています
- Q. 充電の料金はここで計算できますか
- A. この画面は時間と電力量、回復する航続距離だけを出します。円での金額が必要なら、受電功率で実質の円/kWhに換算する EV充電料金計算 の方を使ってください。充電器の kW は同じ選択肢を並べてあります