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扇風機の電気代は1時間いくら

扇風機の電気代は1時間あたりACモーターで約0.65円、DCモーターで約0.05円。1日・1か月・ワンシーズンで積み上げたときの金額と、エアコン併用による節約効果を出典つきで解説します。

公開日:2026-09-12 最終更新:2026-09-12 監修:エネルギー計算ツール編集部

扇風機の電気代は1時間あたり1円未満

扇風機の電気代を「1時間いくら」で見ると、ACモーター扇風機(約21W)で約0.65円、DCモーター扇風機(約1.5W)で約0.05円です。どちらも1円に満たないので、1時間単位ではほとんど差が見えません。

扇風機の電気代が問題になるのは、暑い季節に毎日数時間使うからです。1日・1か月・ワンシーズンと積み上げると、モーターの種類による差がはっきり出てきます。目安単価は31円/kWh(家電公取協「新電力料金目安単価」令和4年7月改定)で計算します。

計算式は消費電力×時間×単価

扇風機の電気代は、家電共通の次の式で出ます。

消費電力量(kWh)= 消費電力(W)× 使用時間(h)÷ 1000
電気代(円)= 消費電力量(kWh)× 電気料金単価(円/kWh)

21WのACモーター扇風機を8時間使うと、21×8÷1000=0.168kWhです。これに31円/kWhを掛けると0.168×31=約5.21円/日になります。1.5WのDCモーターなら、1.5×8÷1000=0.012kWhで、0.012×31=約0.37円/日です。

計算機で自分の使い方を入れて試算する場合は扇風機電気代計算を使ってください。消費電力・使用時間・使用日数を変えると、1時間からワンシーズンまでまとめて出ます。

DCモーターはACの約14分の1

扇風機の消費電力はモーターの種類で大きく変わります。パナソニックが公開している最小風量運転時(首振りオフ)の目安は、ACモーターが約21W、DCモーターが約1.5Wです。DCモーターの消費電力はACモーターの約1/14です。

DCモーターが小さいのは、弱風時にも回転数を効率よく下げられるためです。ACモーターは電源の周波数で回転数が決まるので、弱風にしても消費電力があまり下がりません。機種ごとの消費電力の目安は家電の消費電力一覧に表でまとめています。

ワンシーズンでは約580円の差

1時間では1円未満でも、ワンシーズン(1日8時間・120日)で積み上げると差がはっきりします。

モーター消費電力1時間ワンシーズン(120日)
ACモーター約21W約0.65円約625円
DCモーター約1.5W約0.05円約45円

約625円と約45円は、パナソニックが「ACモーター扇風機をワンシーズン使うと、電気代は約625円ですが、DCモーター扇風機なら約45円」と公表している試算と一致します。差は約580円です。

エアコンと併用すると節約効果が高まる

扇風機単体の電気代より、エアコンと併用したときの節約効果のほうが金額が大きいのが実際です。資源エネルギー庁はエアコンの省エネページで「扇風機を併用」する使い方を推奨しています。

エアコンの冷房設定温度を1℃上げると、年間で約30.24kWh・約940円の省エネになるとされています(エアコン2.2kWの場合)。設定温度を上げても、扇風機で風を送れば体感温度が下がるので、暑さを我慢せずにエアコンの電気代を減らせます。

エアコンは1時間あたり数十円かかる家電なので、設定温度1℃の差は扇風機の1時間0.65円よりはるかに大きいです。「扇風機は安いから」と単体の金額だけを見るより、エアコンの設定温度を扇風機で補う発想が節約につながります。

電気代を抑える使い方

扇風機の電気代を抑える基本は、次の3つです。

  • 風量を必要最小限にする(強風は消費電力が上がる)
  • 首振りを止める(首振りモーターの分が増える)
  • 使わないときは電源を切る(タイマーを使う)

DCモーター扇風機への買い替えは、長時間・毎日使う場所では効果が出ますが、本体価格が高いため差額の回収には年数がかかります。電気代だけでなく使用時間と使い方を合わせて判断してください。他の家電の電気代とまとめて比べるには電気代計算が便利です。

出典・データソース

  1. [enecho-shoene-aircon] 資源エネルギー庁

    エアコン|家庭でできる省エネ|省エネポータルサイト

    エアコン(2.2kW): 冷房設定温度を1℃上げる → 年間30.24kWh省エネ・約940円/暖房設定温度を21℃から20℃に下げる → 53.08kWh・約1,650円/冷房を1日1時間短縮 → 18.78kWh・約580円/暖房を1日1時間短縮 → 40.73kWh・約1,260円/フィルターを月2回清掃 → 31.95kWh・約990円。電気カーペット(3畳) 強→中 → 185.97kWh・約5,770円/電気こたつ 強→中 → 48.95kWh・約1,520円。「扇風機を併用」の推奨あり

    アクセス日:2026-09-12

    A
  2. [panasonic-dc-fan] パナソニック株式会社

    快適さと省エネを実現するDCモーター|扇風機・サーキュレーター・天井扇|Panasonic

    最小風量運転時(首振りオフ、当社比)の消費電力: F-C339D 1.5W/F-C337D 1.2W/F-C324D(ACモーター)21W。「ACモーター扇風機をワンシーズン使うと、電気代は約625円ですが、DCモーター扇風機なら約45円」。「DCモーター扇風機の消費電力は、ACモーター扇風機の約1/14」。試算条件は「ワンシーズンを120日間として、1日8時間使用した場合の電力料金めやす単価31円/kWh(税込)[令和4年7月改定]」。F-C339D 発売日 2026年4月、オンラインストア価格 32,800円(税込)。F-C337D 同 27,300円

    アクセス日:2026-09-12

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この記事が参照するデータ

よくある質問

Q. 扇風機の電気代は1時間いくらですか
A. 目安単価31円/kWhで計算すると、ACモーター扇風機(約21W)は1時間あたり約0.65円、DCモーター扇風機(約1.5W)は約0.05円です。どちらも1円未満なので、電気代は1日・1か月・ワンシーズンで積み上げて見るほうが差が分かります。
Q. 扇風機を1日中つけっぱなしにしたらいくらですか
A. ACモーター扇風機(約21W)を24時間つけっぱなしにすると、21W×24時間÷1000×31円=約15.6円/日です。1か月(30日)では約469円になります。DCモーター扇風機(約1.5W)なら同じ条件で約1.1円/日、1か月で約33円です。
Q. DCモーター扇風機は買い替える価値がありますか
A. 電気代の差はワンシーズン(1日8時間・120日)で約580円です。DCモーター扇風機は本体価格が高いことが多いため、差額を回収するには年数がかかります。長時間・毎日使う場所では差が出やすく、たまにしか使わない場所ではACモーターでも十分です。
Q. 扇風機はエアコンと一緒に使ったほうが電気代が安くなりますか
A. 安くなります。資源エネルギー庁は「扇風機を併用」する使い方を推奨しており、エアコンの冷房設定温度を1℃上げるだけで年間約30.24kWh(約940円)の省エネになるとしています。設定温度を上げて扇風機で風を循環させるのが、電気代を抑える基本です。